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皆さんこんばんは。今月も、満月の夜がやってきました。
梅雨も明け始め、いよいよ夏というところですね!7月は海やBBQなど昼間の楽しみが多いですが、夜にも花火や夏の星空などたくさん楽しみがありますね。わたしは天の川の写真を撮るのが好きなので、この夏はたくさん撮りに行きたいと思います!ただ、星がよく見えるのは半月後の新月期。満月の出ている今日は、月に想いを馳せましょう。

【エジプト神話の月神】
紀元前3000年前からナイル川流域で栄えた古代エジプトの文明。キリスト教やイスラム教が広まるずっと前、古代エジプトには人々に信仰されていた神々の体系であるエジプト神話がありました。
今夜は、エジプト神話のたくさんの神々の中でも「月の神様」を3人、紹介しましょう。

1人目はトト神。数学や計量を司る学問の神です。多くの信仰を集めた神であるため、その神話も多岐にわたるのですが、その1つに月のお話があります。トト神は、太陽神であるラーから命令され、月を想像したと言われています。
また、トト神の古代エジプトでの名は「ジェフティ」でした。新年が明けてから第1の月はまた「ジェフティ月」と呼ばれ、トト神を祀る祭りもあったようです。

2人目はコンス神。ほぼ常に幼児の姿で描かれることから、自由奔放な若者のイメージを持つ神とされています。また月の神であることから、満月と三日月の頭飾りとともに描かれています。月が満ちている時は癒しの力、欠けている時は鋭い刃で邪気を祓う力を発するとされ、月の光で特定の病を癒すとともに、三日月をナイフとして振るうともされる非常に両極端な神なようです。

3人目はイアフ。月(新月)の意味を持ち、元祖「月の神」とも言われる神様です。しかし、コンス神に吸収され、その後にはコンス神・トト神に月の神の二本柱を成されてしまい、イアフは月の神の役割を奪われてしまいました。

この3人が、古代エジプトの主な月の神であると考えられています。実はこの3人、全員男性なのです。日本の月の神、月読命(ツクヨミ、ツキヨミ)も男性の神とされています。世界の神話でも、月の神は男性の神が主流となっています。

エジプト神話で有名な太陽の神、ラー。彼は、日の出のときはタマオシコガネを頭にもつケプリ、日中は隼、日の入りのときは雄羊の姿に変体します。太陽の船に乗る神のこのような絵を見たことがあるのではないでしょうか?

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月の神も同様、月の船に乗り、太陽の船が辿った航路を辿ると言われています。

日本とは少し違ったエジプトの月の神様のお話、楽しんで頂けましたでしょうか?今日の月もエジプトの月神の船によって動かされているのかもしれませんね。

ではまた、満月の夜に。

参考:エジプト神話物語 原書房