初めまして!今年の秋から新メンバーとなりました、大学三年生の蜂谷友理です。現在は福岡県にある九州大学に通っていて、大学内のサークルで「ハイブリッドロケット」というロケットを作っています。まず、ハイブリッドロケットって何?については、こちらの記事を読んでみてください!今回は、私たちのチームが大学で製作しているハイブリッドロケットと、そのエンジンについてお話しします。

ハイブリッドロケット1

<ハイブリッドロケットで宇宙を目指す>
ハイブリッドロケットの魅力は、なんといっても構造がシンプルで費用が安いこと。近年の宇宙開発では、人工衛星の小型化・低コスト化が進み、それを打ち上げるロケットもより安く打ち上げられることが求められています。そうした需要にぴったりなハイブリッドロケットは、次世代の宇宙輸送機として大変注目を集めているのです。
こうした背景から、私たちのチームは将来宇宙へ到達するハイブリッドロケットを作ることを目標に活動しています!

<ハイブリッドロケットの高度>
ところで、「宇宙空間」とはどれくらいの高さからなのか、皆さんはご存じですか?下の図にあるように、高度約10kmが旅客機の飛行高度で、高度約100km以上のことを宇宙空間と呼びます。つまり私たちは、ハイブリッドロケットで高度100km以上の「宇宙空間」への打ち上げを目指しているのです!

大気層の図

図1: 大気の層の説明

<ロケットエンジンを自分たちで作る!>
では、高度100km到達のために私たちがすべきこととは・・・
それは、「ハイブリッドロケットエンジンを自分たちで作ること」です!
現在多くの大学生チームがハイブリッドロケットを製作していますが、エンジンを自作しているチームはほとんどなく、既成品を使用しています。しかし既成品のエンジンの性能には限界があり、さらに高い高度を目指すためには到底足りません。
そのため私たちは、より高性能なエンジンを自分たち自身で開発しています。そうはいってもエンジンの開発はとても難しく、エンジンを実際にロケットに載せるまでには長い道のりがあります。例えば、エンジンができたら必ず「燃焼試験」と呼ばれる、エンジンだけを燃やす試験を何度も重ねて、性能のチェックをするのです。写真は、私たちのチームが初めて作ったエンジンの燃焼試験の様子です。現場で見ると、かなりの迫力です!燃焼試験の動画は、記事末尾にある動画よりご覧いただけます。

エンジン燃焼の様子

図2:燃焼試験の様子

ロケットの開発は、完成までの道のりこそ大変なことばかりですが、自分たちで作り上げたロケットを打ち上げるその瞬間には、それを上回るほどの感動がこみ上げてきます。
仲間とハイブリッドロケットだけでなく、ロケットエンジンも製作し、そして宇宙を本気で目指せることは、一生に残るかけがえのない経験です。こうした経験を通して、ますますロケットのことが好きになるはず!

さらに興味をお持ちになった方は、以下のHPものぞいてみてくださいね。私たちの活動を通して、皆さんの宇宙への夢がもっと膨らみますように!

九州大学PLANET-QのHP https://planet-q.jimdo.com/
九州大学PLANET-QのYoutube https://www.youtube.com/user/KUPLANETQ