TELSTAR vol.6 WEB公開!

TELSTARからの卒業、進級祝い

卒業式を終え、それぞれの道へ旅立つみなさん、ご卒業おめでとうございます。

高校1、2年生のみなさんは期末試験の成績に一喜一憂している頃でしょうか。私、すえは大学の期末試験でよくない成績を取ってしまい、沈んでいます(笑、いや(笑)じゃない!)

さて、そんなTELSTARから卒業、進級祝いです。

TELSTAR vol.6のWEB公開を本日開始します!

「私の学校にTELSTARが届いていない!」

「高校生じゃないから、手元にTELSTARがない!」

「スマホに入れて、持ち歩きたい」

などなど、広くみなさんに読んでいただければと思います。

 

このTELSTAR vol.6のテーマは

「今さら聞けない、宇宙のコト。」

「宇宙」なんて急に言われてもわからないですいね。「ロケットは何のために飛んでいるの?」「宇宙飛行士ってすごい人たちなんでしょ?」「流星群って何?」

宇宙好きな人は、もう一度。好きではない人も、この機会にぜひ。基礎から「宇宙」について学んでみませんか?

特集以外にも、オススメプラネタリウム紹介の「星空散歩」、ドイツで研究している平野大地さんにお話を伺った「うちゅうけん!」、おすすめ本や宇宙ニュースの「HOT TOPIC」、TELSTARを卒業してしまう小谷さんが書いてくれた「私と宇宙」。ぜひ、どのページも楽しんでください!

こちらでアンケートに答えていただくと、TELSTAR vol.6を閲覧できます

 

表紙の靴に秘められた思い

今回の表紙はTELSTAR vol.3でも表紙を描いてくれた、TELSTARデザイン班の山田千晶さんが描いてくれました。

TELSTAR06WEB_pdf

今回の特集のテーマ「今さら聞けない、宇宙のコト」

その表紙がなぜ靴だったのか?

そのカギを握るのは「今さら聞けない」このテーマです。

誰かとしゃべっている時、難しい本を読んでいる時、苦手な科目の授業を受けている時。ついつい背伸びをして、知っているふりをしてしまっていませんか?「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」とよく言いますが、わからないことをそのままにしていませんか?背伸びも続けていれば、足がつってしまいます(笑)。

そこで、このTELSTARを読んで欲しいんです!!

「一度背伸びをやめて、足元(基礎)に戻ろう」これがこの表紙のコンセプトです。

TELSTARでは宇宙の基礎知識しか教えることができませんが、このTELSTARを読んで宇宙の基礎知識を知って、ロケット打ち上げのニュースを「ふむふむ」と思ってみたり、友達と宇宙の話題でお喋りしてくれたら嬉しいです。

 

こちらでアンケートに答えていただくと、TELSTAR vol.6を閲覧できます

 TELSTAR vol.6連動企画

TELSTAR本誌には載せきれなかった内容をWEBで公開しています。

第一弾は、12ページの「宇宙に国境はあるか」に関連して

[TELSTAR vol.6連動企画]きぼうはどこだ?

をお送りします。ぜひこちらも楽しんでくださいね。

TELSTARの定期購読やTELSTARへの寄付につきましては、こちらの「TELSTARを読みたい、応援したい」を御覧ください。

TELSTAR NEW MEMBERS!!

2015年新メンバー募集開始!!

まずは説明会へ!

[TELSTAR vol.6連動企画]きぼうはどこだ?

TELSTAR vol.6はお手元に届きましたでしょうか?
こんにちは。TELSTARのすえです。

TELSTAR vol.6では「イマサラ聞けない宇宙のこと」と題し、まだ宇宙のことをよく知らないなぁという人向けに、疑問に思うようなことを取り上げてみました。

さて、そのなかで宇宙飛行士にスポットを当てた記事があります。私は12ページの宇宙と人の関わりについて解説したページを担当したのですが、そこにこっそりクイズを用意していました。それは、

「きぼうはどこでしょう?」

「きぼう」は日本が開発した宇宙ステーション(ISS)の実験棟です。「きぼう」という愛称がつくまでは、Japanese Experiment Module(JEM)と呼ばれていました。今でも、開発当初からきぼうを知っている人の間では「JEMではさぁ…」などと呼ばれることもあるので、「きぼう」のことを「JEM」と呼ぶと、「おっ!この人宇宙のことよく知っているな」なんて思われるかもしれません。せっかくなので、以下では「きぼう」のことをJEMと呼びましょう。

さて、JEMはどこにあるのでしょうか。
IMG_2161

丸で囲んだところが、JEM(きぼう)です。
ISSは矢印の方向に進んでいます。と、いうことはJEMはISSの先頭にあるわけです。そこである問題が発生します。
プカプカ浮いている宇宙ゴミ(スペースデブリと呼びます)。ISSがその中に突っ込んでいったら、JEMは真っ先にスペースデブリにあたってしまいます。
デブリがJEMにあたって穴が空いて、空気が漏れてしまったら、大変なことになります。そこで、デブリが当たってしまっても、穴が空かないように強固、しかし楽に宇宙へ運べるように軽く作られています。デブリについて詳しく知りたい方はTELSTAR vol.3を御覧ください!

きぼうは6号にも書いてあるとおり、実験室の役割を持っています。しかし、実験以外に、こんな風に記念撮影や記者会見に使われることが多々あります。

(©NASA)
記者会見中の写真。日本人宇宙飛行士がいないのに、日本のJEMで会見しています。


©NASA
ラッスンゴレラ……いや、なんでもありません。
宇宙飛行士の記念撮影の写真ですが、ここにも日本人宇宙飛行士がいないのに、日本が造ったJEMで写真を撮っています。

不思議ではないですか?

せっかくアメリカ人の宇宙飛行士が集まっているなら、アメリカが作った部屋で写真を撮りたいと思うのではないでしょうか?まぁ宇宙に国境はないので、使って頂いて構わないのですが…(何故か上から目線)
これだけ多くJEMが使われるのには理由があります。今回は主な2つの理由を紹介します。

1.広くてキレイ!

JEMは3つのパーツで構成されています。

(画像©NASA)
一つは宇宙飛行士が実験する船内実験室。ここでは生物学、医学、物質・物理科学、芸術など様々な実験が行われています。もう一つは船外パレットという宇宙ステーションの外側に取り付けられたパーツ。ここでもX線天文学や気象学、ロボット工学など様々な実験が行われています。
そして最後。ここが重要になるのですが、
「船内保管室」があります!!画像で黄色く強調しているパーツです。
「えっ??わざわざ『!!』付けるようなこと??保管庫なんておもしろくないよ。」
・・・いやいや、そんなことはありません。これこそ宙飛ぶ押入れなのです。

JEMでは色々な実験用具や標本(サンプル)を使います。学校の理科の実験でも、顕微鏡を使うこともあれば、シャーレやフラスコやガスバーナー、ビーカーなどなど、色々な実験器具を使いますよね。それが一つのテーブルに置きっぱなしだったら、邪魔ですし危険です。そこで学校の理科室にも理科準備室がありますよね。船内保管室はそれと似たような機能を持っています。当たり前のように思えるこの保管室ですが、ISSにある実験室のなかで保管室を持っているのはJEMだけなのです。この保管室のおかげで船内実験室は整理整頓されていて、広いスペースを使えています。

 

2.日本の空調技術が活躍!

ISSは地球のまわりを一周90分で回っています。ISSに太陽が照りつけている間はISSの表面温度は100℃以上、地球の影に入り太陽に当たっていない時はマイナス100℃になってしまいます。宇宙飛行士はスーパーマンではないので、そんな温度にはとても耐えられません。そこでISSの中の温度は外壁でしっかり断熱され、空調でしっかりとコントロールされています。
ただこの空調がうるさいのです。どのくらいうるさいかというと、開発初期のロシアモジュール(部屋)で宇宙飛行士が難聴になったほど。現在ではある程度騒音対策がされているそうですが、まだ音が気になります。
こちらの若田さんのISSツアーの動画をご覧いただくとわかると思います。
https://www.youtube.com/watch?v=J3bitV6Ml7Q
この動画の序盤でJEMの中を案内しているのですが、ここではあまり気になりません。
ではこちらはいかがでしょうか?
https://www.youtube.com/watch?v=MyNT_EbY9X4
10分あたりでロシアが造ったズヴェズダを案内しているのですが、「キー」や「ブォー」という音が聞こえますか?他の機械の音もあるかもしれませんが、これが空調の音です。そしてズヴェズダの中の雑然とした様子にも注目してください。押入れがないからこういうことになってしまうんですね!!

JEMではこの空調の音が極めて小さい。会見の時に雑音に邪魔されない環境が整っています。
まだまだあるかもしれませんが、JEM(きぼう)が宇宙飛行士達に好まれていることがわかっていただけましたでしょうか?
日本の技術力は宇宙でも活躍しています!!