第14回 月に挑む

みなさんは、日本が月に使いを送ろうとしていることを知っていますか??
今夜は、月周回衛星「かぐや」に続く月探査のプロジェクトについてお話します。
*「かぐや」についてはコチラ:http://spacemgz-telstar.com/2632

月面着陸機SLIM

slim
イラスト:池下章裕

太陽が沈んだ夜、私たちを照らしてくれる月。日本は、2018年、「SLIM」という使いを月に送ろうとしています。
SLIMの名前は、「Smart Lander for Investigating Moon」の頭文字をとったもので、英語を直訳すると、「賢い月探査着陸機」。その名前の通り軽量でスリムなため、今回の打ち上げは主に小型探査機を打ち上げるイプシロンロケットが使用されます。

SLIMの目的

SLIMの目的は大きく分けて2つ。
1つ目は「小型探査機によって、月への高精度着陸技術の実証を行う」こと。
SLIMは、自分で位置を判断してピンポイントで着陸することができます。月面への無人着陸は、これまでにもロシア、アメリカ、中国が既に行っていますが、着陸目標点からの誤差は1km以上もありました。SLIMはデジタルカメラの顔認証機能のような画像処理技術と、取得した画像のクレーターの部分に注目し月面地図と照らし合わせる方法で、誤差を100m以内まで抑えることができます。つまり、SLIMはダーツやアーチェリーの赤い真ん中のようなところに自分で調節しながら見事的中させることができるのです!
これまでは誤差のために安全で広いところに着陸させることが必要でした。しかし、SLIMの技術が実証されると、これからは、探査したいターゲットの近くを狙って着陸させることができるようになります!
2つ目は、「従来より軽量な月・惑星探査機システムを実現し、月・惑星探査の高頻度化に貢献する」こと。
月の重力は地球の重力の6分の1であるため、着陸にも離陸にも、無重力のときより大きな力が必要になります。それをスリムな体で安全、正確に行うこの技術の実証は、将来行われる火星や他の重力天体への無人着陸につながり、大きな意味があるものです!また、他国の何トン級の探査機に比べ重量が約590kgと桁違いにスリムな体であることで、かかる費用もスリムになり、これからの探査の高頻度化に一役買ってくれます。

日本のSLIMの実証実験が、これからの世界の宇宙探査の夢を広げてくれるのですね。これからも、SLIMの活躍、探査技術の向上に期待ましょう!

what’s 満月記事

TELSTARは日本で皆既月食が2度見れる2018年を“W皆既月食year”と名付けました。
私たちは日本中の皆さんが、月に様々な思いを巡らせて見上げられるように満月記事をお届けしてまいります!

written by 近都麻衣

参考:http://www.isas.jaxa.jp/home/slim/SLIM/about.html

日本の宇宙ベンチャー企業

初めまして!

今年からTELSTARに新加入した大学3年生の渡辺雄介【わたなべゆうすけ】です!
小さい頃から星空を眺めたり、 ISSを観察することが好きでした。
最近ふと宇宙兄弟を読んで、将来宇宙と関わる仕事ができたら面白いだろうなと思いました。そこから気付いたら、宇宙にのめり込んでいました。
そしてTELSTARを見つけて、そこで記事を書くことが面白そうだなと思い気付いたら入っていました。

自分は理系ではなく文系の大学生です。

一般的に宇宙関係の仕事は理系出身の人たちが行うもので文系とは関係ないと捉われがちですが、衛星やロケットなどを利用するには法律があり手続きを要します。また実際に宇宙開発で生まれた技術を利用していくためには、会社を作って経営したり営業に出回ったりするなどビジネス力が必要になってきます。
そこで理系だけでなく文系の人の力も必要なのでは?と思いました。
自分は文系の人でも宇宙に関われる仕事があることを、伝えていけたらなと思います。

そして最初の記事のテーマは日本の宇宙ベンチャーについてです。ベンチャーって?何なの?と思う人が多くいると思うので、まずはベンチャーの意味から!

【Venture】. 冒険、投機、収益が確定していない新規事業全般のことをいう。また高度な知識や新技術を軸に、革新的、創造的な経営を展開している知識集約型の小企業。アドベンチャーから派生して生まれた言葉。

引用http://u0u0.net/ugSx
http://u0u0.net/ugT0

なるほど!自分も今はっきりと言葉の意味を理解することができました。

そこで日本にはどのような宇宙ベンチャーがあるのか調べてみました!

spacex
©SpaceX HAKUTOのローバーはこのファルコン9ロケットで打ち上げられる予定です。

~衛星~
AXELSPACE
小型衛星で地球を撮影 衛星の製造と得たデータの提供。 https://www.axelspace.com/

ASTOROSCALE
地球軌道上のスペースデブリ【宇宙ゴミ】の撤去・清掃 http://astroscale.com/

ispace
現在はHAKUTOとしてGoogleXprizeで月面レースに挑戦中 その後月面資源探査を事業化し月面の資源探査をする予定。 http://ispace-inc.com/

~ロケット~
InterStellar Technologies
小型ロケットをメインに開発。 小型衛星打ち上げビジネスを展開予定。 http://www.istellartech.com/

PD AEROSPACE
宇宙旅行をするために自社でスペースプレーンの開発。 最近宇宙旅行事前準備として無重力体験のサービスの予約を開始。 http://www.pdas.co.jp/

小型衛星向けに小型ロケットを開発しているインターステラテクノロジーズは、今年度の打ち上げを目標にクラウドファンティングを始めました。
小型衛星の需要は年々高まっているため、今後のビジネスとして有望です。https://goo.gl/qVDRwX

海外にはSpaceXやBlue Originなどのアメリカの民間宇宙ベンチャー企業があります。再利用型ロケットを自前で開発し、実際に宇宙からロケットの一部を地上へ戻す実験をしています。これらの企業は成果を残し続けていて世界的に注目されています。

一方、日本では宇宙基本法が制定され、宇宙の民間利用が進むと期待されています。そしてその法律をもとに「宇宙活動法案」と「リモートセンシング法案」が閣議決定されました。
宇宙活動法案は、民間でロケットの打ち上げや衛星の運用を行う際に政府が安全確認を行うといった内容のものです。また、事故に備えて、民間の事業者が保険に加入することも義務付けます。政府が安全かどうか判断し、万が一事故が起こった場合は政府が一部補償してくれるので、民間がスムーズに宇宙事業へ参入できるようになります。
衛星リモートセンシング法案は、商業目的の衛星が取得した詳細な画像データが悪用されないよう、画像の提供先を限定する、といった内容です。
これらは、これからの日本の宇宙産業の発展には欠かせない基本的な法律になっていくことでしょう。

宇宙開発をリードしていくためには理系の技術者はもちろん必要です。しかし文系のビジネス力、長期的な計画を立てる力、予算を考えたりお金を集めるなどの経済力が宇宙開発には必要なので、文系の力が今すごく求められています。

なので文系の宇宙好きさん!宇宙産業に参加して一緒に宇宙を目指しましょう!

nasa
©NASA

http://www.ikedahayato.com/index.php/archives/27561
http://mainichi.jp/articles/20160304/k00/00e/010/152000c
http://web.ydu.edu.tw/~uchiyama/ron/ron_04.html#web_

ロケットの今と未来!

【自己紹介】

こんにちは!新しくTELSTARのメンバーになりました、大学一年の青木香奈実です。
好きなものは、玉子焼きです。宇宙関係でいえば、ロケットエンジンです。
空へ向かって打ち上がり、燃え続けるロケットのエンジンをずっと見てしまうくらい大好きです。

TELSTARとは、高校生のとき偶然学校で出会い、それからずっと定期購読をしていました。
いつかメンバーになるんだ、という夢を叶えて早速記事を書いています!

【今のロケットは…】

みなさんは、ロケットを間近で見たことはありますか?
JAXAの筑波宇宙センターにあるH-Ⅱロケット実機でも、横に立つと大きくて圧倒されてしまいますよね。
さらに、ここにエンジンが取り付けられて、種子島宇宙センターの発射台にあるのを想像してしまうと…ワクワクが止まりませんね。
ロケットは大きく2種類に分けられます。H-ⅡAロケットや、アポロを宇宙まで運んだサターンVは、液体燃料を使用したロケットです。
日本のイプシロンロケットは、固体燃料を使用したロケットです。
そして、今回紹介するのは、液体燃料と固体燃料の両方の特徴を併せ持ったハイブリットロケットです。
日本ではJAXA以外に、東海大学や秋田大学などの学生ロケット団体で研究、開発が進められています。

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〈H-Ⅱロケット実機:筑波宇宙センター〉

【ハイブリッドロケットとは…?】

ハイブリッドロケット、と言われても一体どんなものなのか分かりませんよね。
通常、ロケットは燃料と酸化剤を推進剤として、燃料を燃やすことで得られるエネルギーを使って空を飛び、地球の引力から抜け出して宇宙へと向かっていきます。
燃料は、固体のものと液体のものがあります。それぞれの燃料に得意、不得意を補い組み合わせることによってうまれたエンジンが、ハイブリッドロケットエンジンです!

【ハイブリッドエンジンの良いところ!】

ロケットエンジンで怖いのは、燃料と酸化剤が自然と混じり合ってしまうことによって起こる爆発です。
固体燃料、液体燃料と比較すると、ハイブリッドエンジンは、火薬を使わず、燃料を固体、酸化剤を液体で搭載しています。
そのため、燃料と酸化剤が自然に混じり合うことがなく爆発の危険性がないという長所があります。

image2

つまり、従来のエンジンと比べて、安全性が高いということです。
安全性だけでなく環境面では、炭化水素と酸素を反応させる場合、
生成物に塩素化合物などを含まないので環境に優しい、ということが挙げられます。

得手

不得手

固体燃料ロケット 製造費が安い
取り扱いが簡単
エンジンサイズが同じであれば液体燃料よりも大きなパワーを得られる
液体燃料のように推力の調整や、エンジンのON/OFFができない
液体燃料ロケット 推進剤の量を調整しながら飛ぶことができる
エンジンをON/OFFができる
⇒推力を細かく調整できる
エンジンの構造が複雑なので製造費が高い
取り扱いが難しい
ハイブリッドロケット
(火薬を使わず、燃料を固体、酸化剤を液体で搭載)
燃料と酸化剤が自然に混じり合うことがなく爆発の危険性がない
⇒従来のエンジンと比べて、安全性が高い
火薬類を使用しないために製造・運用コストを大幅に削減することが可能
固体燃料の燃焼が遅いという致命的な欠点を持つ(地球の引力を抜け出すには工夫を要する)
⇒いまだに宇宙までは到達していない

【ハイブリッドロケットの未来】

ハイブリッドロケットは、高度100km程度までの打ち上げならば、1970年代から成功例があります。
そして、アメリカの民間企業が高度100kmまでの宇宙旅行用に開発しているスペースシップワン、スペースシップツーはハイブリッドロケットを搭載しています。
しかし、ロケットがさらに高度を上げて人工衛星を地球周回軌道に投入することはまだまだ困難が多いようです。

image3

〈スペースシップワン : NASA〉

前述したように、現在ハイブリッドロケットは、大学の研究室や学生団体での研究、開発がとても盛んに行われています。
つまり、大学生になったときに関わることができる可能性が高い研究なのです。
私自身も、元々ハイブリッドロケットの研究、開発に興味があり、この記事を書いてもっとハイブリッドロケットについて知り、これから研究、開発に関わっていきたいと思いました。
今回このWEB記事を読んで、皆さんが少しでもハイブリッドロケットを知りたい!研究ってどんなことをしてるの?と興味を持つキッカケになれたら嬉しいです。
ぜひ、研究室にも足を運んでみてくださいね!!

参考文献

JAXA 宇宙科学の最前線
http://www.isas.jaxa.jp/j/forefront/2012/shimada/index.shtml

JAXA
http://www.isas.jaxa.jp/j/column/interview/119.shtml

宇宙エレベーターで宇宙旅行は可能?

【自己紹介】

はじめまして!
今年度からTELSTARに加入しました、中村文香です。
数か月前TELSTARのフリーマガジンを初めて見た際に、
私も素敵な宇宙フリーマガジンを作る側に参加したいと思って入りました。
宇宙が好きと自負していますが知識は乏しいので、
活動していく中で多くのことを学んで吸収していきたいと思います。

【宇宙旅行は実現可能かもしれない?】

現在宇宙に行くことが可能な人といえば宇宙飛行士ですが、近い将来、一般人も宇宙に行くことができるかもしれません!

宇宙旅行を実現する1つとして考えられているのが、「宇宙エレベーター」です。

space-elevator

原理を説明すると、まず地球を周回する衛星から地上にテザーと呼ばれるケーブルを垂らし、それとは反対側にケーブルを伸ばすことでバランスを取るという作業を繰り返します。
そしてその地上と宇宙を結ぶ非常に長いケーブルに昇降機を取り付けることで、宇宙エレベータが完成します。これにより地上と宇宙の行き来を可能にします。

今や宇宙エレベーターは、SF小説やアニメの世界だけに登場する空想ではありません。1970年代のSF小説『楽園の泉』に登場して多くの人に知られた宇宙エレベーターは、それから40年後の現在、実現へと近づいています。

【宇宙エレベーターの素材は・・・?】

宇宙エレベーターの研究には日本も大きく関わっています。
現在、ケーブルの素材に「カーボンナノチューブ」が考えられています。
軽くて弾力性のある丈夫な素材で、1991年に日本のNECの飯島澄男博士によって発見されました。

【実現に着々と近づいている!】

人類が宇宙を旅する日も遠い未来ではないと考えられますが、宇宙エレベーターの建設は多くの課題を抱えているのも事実です。
例えば、宇宙に視点を向けるとスペースデブリ問題、太陽からの電磁波や放射線による影響があります。素材に視点を向けると、今の技術では数センチ程度のカーボンナノチューブしか
作成できないことが挙げられます。

現在ある技術だけでは容易に実現へ至ることは出来ませんが、実現すれば、低価格かつ地球環境に優しく人や物資を運搬することができます。
最近の動向としては日本の民間企業、大林組が「2050年でエレベーターで宇宙へ」というスローガンを掲げて、静止衛星から上下へ伸ばした総延長9.6万㎞のケーブルをエレベーターを運行させようとしています。

また宇宙エレベーターチャレンジ(SPEC)という、宇宙エレベーターで人や荷物を乗せて昇降する
機械であるクライマーを大学や社会人が開発し技術を競い合う大会も行われています。

宇宙エレベータが実現することで、私たちがより身近に宇宙を体感出来るだけではなく
謎に満ちた宇宙の解明にも大きく貢献すると思います。
技術は年々発展し続けているので、実現する日は必ず来ると信じています!

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参考文献

一般社団法人 宇宙エレベーター協会
http://www.jsea.jp/about-se/How-to-know-SE.html

大林組
http://www.obayashi.co.jp/news/news_20130730_1

「第7回宇宙エレベーターチャレンジ、100Kg重量挙げが新記録達成か!」
http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/366/366222/

宇宙女子コラボ記事~第三夜「ホームプラネタリウム」

ニュースサイト「宇宙女子」とのコラボ記事第三夜

宇宙に魅せられた女子たちに焦点をあてた宇宙メディアサイト「宇宙女子」とのコラボ企画の第二夜です。
TELSTARメンバーがおすすめする宇宙女子の記事を紹介するという企画です。

宇宙女子

家の中でも満点の星空が楽しめる「ホームプラネタリウム」

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出典:http://www.segatoys.co.jp/homestar/classic/

曇りの日でも雨の日もでも、いつでも星空を楽しむことができるのがホームプラネタリウム!ホームプラネタリウムにもさまざまな種類があり、どれにしようか迷ってしまいませんか?
(記事より抜粋)記事の中では三つのホームプラネタリウムを紹介しており、そのうちの一つに本誌TELSTARでもインタビューした大平さんの開発した「HOME STAR」もあります。
プラネタリウムまで行くのが億劫なあなた、気軽におうちで星空を楽しめるホームプラネタリウムはいかがでしょうか?

ホームプラネタリウムの詳しい宇宙女子の記事はこちら!
http://uchujoshi.com/articles/313

第4回 固定撮影の応用編Ⅱ

こんばんは!新月の夜がやってきました。
今日から9月ですね!新学期を迎えている方も多いと思います。夏休みに夜空を見上げる機会はありましたか?今年は関西を中心に、ペルセウス座流星群が良く見えました!関東では曇りだったようですね…

さて、この季節の天体観測で注意したいのは昼夜の寒暖差です。山間部では朝方10℃台まで下がるようになってきました。星空観望へお出かけの際は防寒対策をしっかりとしてください。また寒暖差が大きいと霧(雲海)が出やすくなります。運転にも注意したいところです。

IMG_1797.lr
竹田城跡(2016年8月28日撮影)

インパクトのある星空写真を!!

今回は固定撮影の応用編Ⅱということで、「人工衛星」の撮影方法をご紹介します。
実は条件が合えば地上からも見えるんです!
と、その前に!一目見て目に留まる写真の撮影方法(自己流)をご紹介したいと思います。

星空をただ写す「星野写真」もいいですが、固定撮影でインパクトのある星野写真を撮るのは難しいです。固定撮影では地上の景色と一緒に撮る「星景写真」の方が、インパクトのある写真を撮りやすいように思います。
地上の風景といっても有名な観光地ではなく、田舎の田園風景や並木道、電柱でも十分インパクトのある写真を撮影することは可能です。
私はよく観望地へ行く道中や寄り道したところで、良さそうと思えば車を止めて簡単に固定撮影をしています。この時、交通量の多い道路は車のライトで撮影が難しいだけでなく、安全ではないので外しましょう。撮影中はハザードランプも消すと思いますので、車が来たらライト等で自分の存在を相手に知らせることも大切です。
後は、自分の好きなように構図を合わせて第1夜~3夜の内容通り撮影するだけです。

IMG_1689.lr ☆彡撮影データ☆彡
Canon EOS70D,SIGMA 10-20mm F3.5 EX DC
f3.5,ss60[s],10mm,ISO-2500,1枚撮り
撮影地:朝来市

IMG_1697.lr

 ☆彡撮影データ☆彡
Canon EOS70D,SIGMA 10-20mm F3.5 EX DC
f3.5,ss60[s],10mm,ISO-2500,1枚撮り
撮影地:朝来市

人工衛星を写し、よりインパクトのある写真を!

そもそも人工衛星って見えるの?と思う方も多いかもしれませんが、夕方や未明を中心に太陽の光を反射してゆっくりと動く星のようなものを見ることができます。これが人工衛星です。(点滅している場合は航空機です。)
人工衛星は星と違った動きをするので、写真に一定のインパクトを与えることができます。
人工衛星の中で特に写しやすいのがISS(国際宇宙ステーション)です。
ISSは都会から撮影できるだけでなく、JAXAの「「きぼう」を見よう」というwebページで簡単に調べることもできるので、撮影しやすい対象です。
撮影時には秒単位で飛行する衛星を写すために電波時計と、方角を間違えないために方位磁針を用意し、高度を前もって確認しましょう。そして、あらかじめその向きにカメラを向けておくとより確実に撮影することができます。

JAXA 宇宙ステーション・きぼう 広報・情報センター 「きぼう」を見よう
http://kibo.tksc.jaxa.jp/

2015.10.25 ISS ☆彡撮影データ☆彡
撮影データの詳細を記録していませんでした。
街中撮影
複数枚比較明合成
(一番明るいのは月、左のカーブを描いているのが航空機、右のたてに伸びる光跡がISSです。)

いろいろな人工衛星を撮ってみよう!

ISSの撮影でよくあるのが、太陽面や月面の前を横切るときに撮影するタイプの天体写真です。これらの撮影は比較的難しいものになります。
他にもハッブル宇宙望遠鏡(HST)やイリジウム衛星のフレア(イリジウムフレア)などが撮影対象としてメジャーです。人工衛星(特にイリジウムフレアなど)の写真はシャッターを切る時間などを秒単位で管理し、撮影をすることで見えている途中で軌跡が途切れることなく撮影することができます。

ちなみに、望遠鏡などで星雲(特にオリオン大星雲)などを撮影していると意図せず衛星が通りすぎ、邪魔な時も多々あります。オリオン大星雲は見かけ上、静止衛星の軌道と重なるため多く横切ることで有名です。
少しマニアックなものになりますが、是非人工衛星を交えた天体写真の撮影に挑んでみてください!

ISS ☆彡撮影データ☆彡
カメラ:EOS70D
鏡筒:ED70SS
51コマ 比較暗合成(動画からのコマだし)
(太陽を右下から左上に横切っているのがISSです。拡大するとソーラーパネルの形も確認できます。横切る時間は1秒~2秒です。)

 ☆彡撮影データ☆彡
Canon EOS70D,SIGMA 10-20mm F3.5 EX DC
f3.5,ss60[s],11mm,ISO-2500,1枚撮り
撮影地:峰山高原
(中央やや右上の光跡がイリジウムフレアです。)

今夜はここまでです。いかがでしたでしょうか?
SNSやネット上に掲載するにしても、その写真を見てもらえるのはほとんどの場合一瞬です。その一瞬の間にインパクトを与えるとじっくりと見てもらえる写真となります。
固定撮影でもいい写真が撮れるよう様々な工夫をしてみてください!

次回は10月1日です。追尾撮影の基本をご紹介したいと思います。お楽しみに!!