ゆく年くる年~TELSTAR内部編~

皆さん、もう少しで年が明けますね。
皆さんにとって一年間はどんな一年でしたか?
今回の記事では、TELSTARの活動の一年間を振り返ってみたいと思います!

【宇宙フリーマガジンTELSTAR 発行!】

宇宙広報団体TELSTARの根幹ともいうべき”宇宙フリーマガジンTELSTAR”。
私達は、宇宙への興味を0→1に開拓するため宇宙フリーマガジンでの活動に力を入れています。
文系、理系、美大生という分野を超えた様々なメンバーから生み出されるTELSTARは、高校を中心として各地に無料配送しております。冊子を手に取り、そこから宇宙への興味を広げてほしいと思いを込めて精一杯つくり続けきました。今年は10,11,12,13号を無事発行し、TELSTARが誕生してから累計約10万部を世の中に発信することが出来ました。皆さん、一年間ご支援ありがとうございました!
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右からTELSTAR 10,11,12,13号

【学生団体総選挙】

今年度初めて学生団体総選挙にTELSTARもエントリーしました。予選を通過し、次のステージへと進み、みごと準グランプリを獲得することが出来ました!このような場で評価してもらえたことで、私たちの活動の励みにもなりました。いい笑顔ですね。
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代表、副代表の2ショット!

【宇宙学生連載スタート!】

1月からスタートした企画。小山宙哉公式サイトにて『宇宙学生』連載を開始しました。
第1回 宇宙を「広報する」って? (元宇宙広報団体TELSTAR代表 城戸彩乃)

『宇宙学生』第一回ーー宇宙を「広報する」って?


現在は第6回まで取り上げ、宇宙法、宇宙建築など他分野で活躍する宇宙にまっすぐな学生を取り上げています。まだ見たことのない方、ぜひ1度ご覧になってください!

【宇宙×高校生 月面ワークショップ@グランフロント大阪】

チューブロックという、パイプ型のブロックを利用して未来の月面基地を考えました。
文化、ファッション、娯楽…などなど斬新な切り口から生み出されるアイディア、またそれをチューブロックで具現化する高校生の柔軟さに驚くばかりでした。
来場者の中には、岐阜や東京から来てくれた強者も…!
当日の様子は、こちらから! http://spacemgz-telstar.com/2387
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【新たな仲間たちとの出会い】

毎年、TELSTARは4,5月に新メンバー説明会を実施しています。
宇宙好き、デザイン好きなどなど、多彩なメンバーが集い、新年度のスタートが切られます。
どんなメンバーがくるのかな、とワクワクとした気持ち、また説明会に来ているメンバーのドキドキとした気持ちが混じり合う新鮮な場であり、これからともに切磋琢磨し合える仲間と出会える場でもあります。

【水ロケット甲子園】

水ロケットの仕組みを高校物理を用いて解説した後に1人ずつ自分の水ロケットを設計、製作し、打ち上げを行いました。競技は目標到達距離にいかに近づけられるかを競いました。
一度目の打ち上げ結果を踏まえて改良を行うなど皆試行錯誤している様子が印象的でした。
中高生が集い、夏の思い出に残るイベントとなりました。

【みやこ祭】

毎年、11月の頭に行われる首都大学の学園祭「みやこ祭」に今年度も出展いたしました。
冊子で取り上げた、衛星特集や惑星くん惑星ちゃんを取り上げました。毎年行っているTELSTARメンバーと直に会って話せるイベントです。来年度も行う予定なので、お楽しみに!

【そらフェス出展!】

去年に引き続き、TESTARは京都の嵐山で行われる「宙フェス」に出展しました!今年は、レジンを使ったオリジナルキーホルダー作成を実施しました。おしゃれな宇宙グッズがあったり、山岸愛梨さん、黒田有紗さんなどの有名人が集ったりするイベントとしても有名です。イベントの様子はこちらの記事より
http://spacemgz-telstar.com/3920
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【TELSTAR CLUB】

高校生同士の繋がりを強め、切磋琢磨し合える同士と出会える場であり、
実際に研究している方のリアルな声を聞ける、それがTELSTAR CLUBです。
記念すべき第一回は、国立天文台に取材に行きました!高校生が熱心に質問をぶつける姿に私達も刺激を受けました。
当日の様子はこちらから:http://spacemgz-telstar.com/4198
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以上が一年間で実施した大まかなイベントです。
紹介したイベントだけではなく、その他のイベントの企画運営も行っています。
年明けには、TELSTAR関西支部が企画運営するイベント「TELSTARとみるすたー」も控えています!詳細はこちらより!
http://www.uchuhack.space/about-us
日付:2017年1月29日(日曜日)
場所:グランフロント大阪 ナレッジキャピタルThe Lab.(北館2階)

来年も、ますます皆さんにより寄り添い、魅力的な情報発信を行っていきます。また、宇宙好きが集うイベントの企画運営も行っていく予定です。来年もどうぞよろしくお願いいたします!
TELSTAR 一同より
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第8回 追尾撮影(望遠) 実践

こんばんは!
今夜は今年最後の新月です。クリスマスも過ぎ、いよいよ今年も残りわずかですね。

前回は追尾撮影(望遠)のおおまかな注意点をご紹介しました。今夜は実際に撮影をするにあたっての注意点と撮影の方法などをご紹介したいと思います。

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 ハート星雲(IC1805)
 望遠鏡を用いた追尾撮影(望遠)
 総露光時間(撮影時間):2時間30分

望遠鏡・望遠レンズを用いて追尾撮影するⅡ

カメラをセットする

レンズにもよりますが、望遠レンズは比較的重く、大きなものが多いです。ちょっとクランプが緩んでいたりすると徐々にカメラがずれて行ったり、回ってぶつけてしまうこともあるかもしれません。特に寒い時期は手がかじかんでしまい力が入りにくくなるため、クランプの緩みには注意が必要です。

バランスを取る

カメラの重量が重くなると赤道儀にもそれだけ負担がかかってきます。その負担をなくすよう、ウェイトなどでバランスを取らなけらばなりません。広角でも大事な項目ですが、望遠レンズなどの重いレンズや望遠鏡では特に重要です。

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 バランスを取るのための5ステップ

 

対象の天体に向ける

電動で対象とする天体を導入できる赤道儀であれば微動も調節でき簡単ですが、ポータブル赤道儀などではカメラの方向を手で変えなければなりません。ズームレンズ等である程度広角まで引けるなら難易度は下がりますが、単焦点もしくは望遠鏡となるとなかなか難しいものです。ポータブル赤道儀でよく使われる自由雲台で広角と同様、向きを変えようにもその望遠と重さでなかなか思い通り行かないことも多いです。私の場合、250㎜でも苦労します。慣れてしまえば自由雲台でもいいでしょうが、自由雲台では難しいという方には、回転雲台がお勧めです。自由雲台は文字通り自由に動きますが、回転雲台を取り付けると赤経、赤緯の2軸をそれぞれ別々に動かせるので比較的思い通りの方向へ向けやすいと思います。
(回転雲台は赤道儀の赤経軸の回転のバランスを取るタイプの場合のみ、赤経軸に直接雲台を取り付けるタイプでは使えません。回転雲台では重さのバランスが崩れにくいといった利点もあります。)

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 自遊雲台・回転雲台 取り付けに使う機材
 回転雲台は部品が多いため、それぞれの接続をしっかり確認するようにしましょう。

 

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 回転雲台使用時の可動部
 回転雲台であれば1軸ずつ動かせるので写真にあるような重く、大きいレンズでも比較的簡単に思い通りの向きに向けることが可能です。

 

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 自遊雲台のバランス崩れ(例)

いかがでしたでしょうか?望遠の追尾撮影ができれば本で見たことのあるような写真でも簡単に撮影することができます。
※今回の例ではポータブル赤道儀+カメラレンズでしたが、赤道儀+望遠鏡でもほとんど同じです。
次回(1月28日)は実際にシャッターを切っていくところからと望遠撮影ならではの難しさについてご紹介したいと思います。
お楽しみに!
良いお年を!来年もよろしくお願いします。

written by 打海将平

2016年宇宙ゆく年くる年 下半期編

2016年の宇宙ニュースを振り返る「宇宙ゆく年くる年」、上半期編に続いて下半期編です。

 

7月 木星探査機「ジュノー」が木星周回軌道に到達
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木星探査機「ジュノー」イメージ図 Image Credit:NASA

2011年に打ち上げられたNASAの木星探査機「ジュノー」が木星の周回軌道に入りました。木星の大気から内部の構造まで、木星を詳細に調べることを目的としています。実は、木星の周回軌道に入ったのは1995年の木星探査機「ガリレオ」以来ということで、久しぶりの軌道上からの探査となります。
現在、ジュノーは太陽電池を使った探査機のうち、地球から最遠の探査機でもあります。日本の探査機は太陽電池を用いているので意外に思うかもしれませんが、NASAのほとんどの太陽系探査機は原子力電池を搭載しているのです。

 

8月 太陽系から最も近い地球型惑星「プロキシマ・ケンタウリb(プロキシマb)」を発見
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惑星「プロキシマb」から見た風景のイメージ図 Image Credit:ESO/M. Kornmesser

ヨーロッパ南天天文台(ESO)の研究チームが、太陽から最も近くにある恒星「プロキシマ・ケンタウリ」を周回する、地球とほぼ同じ大きさの惑星「プロキシマb」を発見したと発表しました。プロキシマbは水が液体として存在できる領域「ハビタブル・ゾーン」内にあるため、生命が居住できる可能性があります。
地球と太陽の距離が約1億5000万kmなのに対し、プロキシマ・ケンタウリとプロキシマbの距離は約700万kmと、非常に近いことが特徴的です。これだけ恒星に近いと放射線などの影響が大きいかもしれませんね。

 

9月 彗星探査機「ロゼッタ」、彗星に衝突してミッションを終了
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彗星探査機「ロゼッタ」イメージ図 Image Credit:ESA/ATG medialab

9月30日、欧州の彗星探査機「ロゼッタ」がチュリモフ・ゲラシメンコ彗星に制御衝突して、約12年半のミッションを終えました。
着陸機の「フィラエ」は2014年にロゼッタから彗星に投下され、世界初の彗星着陸を成し遂げましたが、着陸に失敗してしまい彗星表面上で行方不明になっていました。それから2年が過ぎた2016年9月、行方不明になっていたフィラエをロゼッタが発見したことが大きな注目を集めました。衝突前に見つかって良かったですよね。
フィラエの着陸は失敗したものの、ロゼッタが観測した撮影した画像やデータを元に、彗星の研究が行われます。

 

10月 大西宇宙飛行士、国際宇宙ステーション(ISS)から帰還
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ソユーズ宇宙船から出てきた直後の大西宇宙飛行士 Image Credit:NASA

10月30日、約3ヶ月間ISSに滞在していた大西宇宙飛行士が帰還しました。様々な実験や研究を行い、同月にはISS補給船「シグナス」のキャッチも行いました。
滞在中はGoogle+から毎日、ISSでの仕事を丁寧に伝えて下さり、楽しく読ませて頂きました。その中でも、大西宇宙飛行士があげた帰還前最後の投稿(以下リンク)の、「宇宙飛行士という仕事は、夢を語ることを求められることが多い職業です。でも私の中にはずっと、それに対する違和感がありました」という文章が印象的でした。まだ読まれてない方はぜひ。
https://plus.google.com/101922061219949719231/posts/7ic9eYUg6L1

 

11月 中国が新大型ロケットの打ち上げ、独自の宇宙ステーションの滞在に成功
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中国の新大型ロケット「長征5号」の打ち上げ Image Credit:CALT

ベンチャー企業の動きが盛んになってきた現在、国の宇宙開発で最も盛り上がっているところの一つが、中国です。9月に中国の宇宙ステーション実証機「天宮一号」、10月に2名の宇宙飛行士を乗せた有人宇宙船「神舟十一号」、11月に新大型ロケット「長征五号」と、立て続けに打ち上げを成功させました。また、天宮一号では2名の中国人宇宙飛行士が30日間滞在し、11月、無事に帰還しました。
宇宙探査にも力を入れており、来年には月探査機「嫦娥5号」を打ち上げる予定です。中国の勢いはまだまだ止まらないようですね。

 

12月 日本のISS補給船「こうのとり」打ち上げ成功
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H-ⅡBロケット・こうのとり6号機の打ち上げ Image Credit:JAXA

現在、ISSの補給船はロシアの「プログレス」、米国の「シグナス」「ドラゴン」、そして日本の「こうのとり」と、4機が運用されています。そのうちのプログレスが12月1日に打ち上げられましたが、失敗しました。プログレスは約1年に1回のペースで失敗を続けており、その安全性に不安が残ります。
その約1週間後の9日に打ち上げられた「こうのとり6号機」はH-ⅡBロケットで打ち上げられ、無事に成功しました。こうのとりは打ち上げられた数こそ他と比べると少ない補給船ですが、一度も失敗していないことは大きな日本の強みになっています。

 

下半期編は以上です。
こうして振り返ってみると、宇宙関連の話題は一年中尽きることなく、日々動き続けていることが良くわかります。今回紹介できなかったニュースもまだまだ多くあるので、読んでくださった皆様も印象的だった出来事を振り返ってみてください。
それでは、良いお年を!

(TELSTAR宇宙情報 @telstar_news 管理人 土谷純一)

 

2016年宇宙ゆく年くる年 上半期編

さて、毎年の恒例企画となった「宇宙ゆく年くる年」。宇宙開発から天文まで、2016年の宇宙ニュースを振り返ります。
それでは1月からスタートです!

 

1月 第9惑星が存在する可能性が示される

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シミュレーションで導き出された第9惑星の軌道。真ん中の小さな黄色の輪が海王星までの太陽系。 Image Credit:Caltech/R. Hurt (IPAC)

カリフォルニア工科大学などの研究チームが、太陽系第9惑星が存在する可能性がある、という研究を発表しました。シミュレーションによると、第9惑星の軌道は他の惑星と比べると大きく外れていて、1万年以上もの時間をかけて太陽の周りを回っているようです。

前々から第9惑星があるのではないか、という話しはありましたが、遠くの太陽系惑星の存在に驚いた方も多かったのではないでしょうか。

 

 

2月 重力波初観測

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重力波を発生させた連星ブラックホールのイメージ Image Credit:The SXS (Simulating eXtreme Spacetimes) Project

2016年2月の深夜、衝撃的な発表がありました。「LIGO」という4km離れた地点にそれぞれ鏡を置いた観測施設で、重力波が起こしたわずかな変化を初めて観測することに成功したのです。
重力波とは、ブラックホール同士の衝突などで発生する波のことです。アインシュタインがその存在を予測したのはちょうど100年前の1916年。節目の2016年に人類が新たに手に入れた「重力波天文学」がこれから先、まだ見たことのない宇宙を私たちに教えてくれることでしょう。

 

 

3月 X線天文衛星「ひとみ」との通信が途絶える

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X線天文衛星「ひとみ」 Image Credit:JAXA

X線天文衛星「ひとみ」は、2月17日にH-ⅡAロケット30号機で打ち上げられました。しかし、3月26日に電波が受信できなくなり、通信が途絶えてしまいます。打ち上げ以来、特に目立ったトラブルを聞かなかった分、ショックを受けた方も多かったと思います。
その後、JAXAは衛星の復旧を目指して原因究明に努めていましたが、4月28日に運用を断念しました。

 

 

4月 スペースXのファルコン9ロケット、船への着地に初成功

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ファルコン9ロケット第1段着地寸前の様子 Image Credit:SpaceX

米国を中心に数を増やしつつある宇宙ベンチャー企業。その代表格が、実業家イーロン・マスクが率いるスペースXです。スペースXは、衛星や補給船を打ち上げたロケットを逆噴射で着地させることによってロケットを再利用し、打ち上げの低コスト化を目指しています。すでに陸への着地には成功していて、4月には船への着地に成功しました。ロケットは基本的に安全を確保するために海の方向に向けて打ち上げるため、陸よりも船に着地したほうが、効率が良いのです。
このように勢いがあるスペースXですが、9月にはロケットの爆発事故を起こしています。慎重にその活動を見守っていきたいものです。

 

 

5月 国際宇宙ステーション(ISS)の窓にデブリが衝突

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ISSのモジュール「キューポラ」の窓のデブリ衝突痕 Image Credit:ESA

このニュースは写真のインパクトが大きかったように感じます。私の他にも、漫画、アニメの『プラネテス』のワンシーンを思い出した方がいたのではないでしょうか。
デブリの全てが危険というわけではなく、例えば低軌道のデブリは自然に大気圏に落ちて燃え尽きるため、回収する必要がありません。ただ、この画像のように軌道によっては、ステーションや衛星にぶつかるリスクはあります。

 

 

6月 JAXAがひとみの事故調査報告書を提出

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6月8日に行われた第3回宇宙開発利用部会 X線天文衛星「ひとみ」の異常事象に関する小委員会 Image Credit:nvs-live.com

6月14日、JAXAが3月に事故を起こした「ひとみ」の詳細な事故報告書を宇宙開発利用部会に提出しました。事故の調査が行われた結果、ひとみは機体の制御のためのエンジンに関して数値が間違えて入力されていたことなどから、高速で回転してしまい、制御不可能になってしまいました。また、この報告書では事故そのものだけではなく、ISAS(宇宙科学研究所)の組織体制についても詳しく掘り下げられ、見直しの方針が打ち出されたことが話題になりました。

上半期編はここまでです。下半期編に続きます!

(TELSTAR宇宙情報 @telstar_news 管理人 土谷純一)


 

TELSTAR CLUB in国立天文台

皆さんこんにちは!
12/10にTELSTAR CLUBというイベントで高校生とともに国立天文台に取材に行ってきたので、その様子をお伝えしたいと思います。

~TELSTAR CLUBとは?~

TELSTAR CLUBは今回が第一回となるイベントで、高校生たちが研究機関や企業などに直接出向き、普段TELSTARが行っている取材、執筆の活動を体験してもらおう!というものです。
直接、その道に精通している人に話を伺ったり日頃の疑問をぶつけられるほか、宇宙好きの高校生たちが繋がることが出来るプログラムとなっております!

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取材の様子
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取材の様子

~国立天文台に出撃!~

記念すべき、第一回のTELSTAR CLUBは国立天文台でアルマ望遠鏡*を使った研究をされている平松先生の方にお話を伺ってきました。

まずは、一緒に取材を行うメンバーたちと打ち合わせ。
今回、TELSTAR CLUBに参加してくれた高校生たちには、TELSTARメンバーが普段使っている名刺と同じものをプレゼントしました。それを使って自己紹介や名刺交換の練習をしました。

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打ち合わせの様子

取材まで時間があったので、国立天文台の展示品を鑑賞。
すばる望遠鏡や、はやぶさ2のポスター展示を見ることが出来ました。

取材の時間になり、まず初めに名刺交換からスタート。少々緊張していた様子でしたが、皆の表情からはやる気が見えていました。国立天文台の平松先生より、国立天文台、アルマ望遠鏡のお話があり、話によると国立天文台の歴史は、江戸時代までさかのぼるそう。昔から脈々と伝統が引き継がれているのですね。導入がおわり、話はアルマ望遠鏡の話題へ…アルマ望遠鏡の性能から、平松先生自身についてまで、たくさんのお話を伺うことができました。
ここで、取材の中で驚いた話題を一つ上げたいと思います。皆さん、アルマ望遠鏡の視力が驚異的なのはご存知でしょうか?アルマ望遠鏡の視力は6000!この視力があれば、東京から大阪に落ちる1円玉を見られるくらいだそうです。マサイ族の視力は8.0と言われているので、アルマ望遠鏡の性能がいかに優れているのか実感できると思います。

その他、アルマ望遠鏡の取材については、後日公開される、高校生達の記事をご覧ください!
みなさん、お楽しみに!

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集合写真

TELSTAR CLUBについての質問はこちらから!
space.freemgz@gmail.com

*アルマ望遠鏡:驚異的な視力を誇る電波望遠鏡(http://alma.mtk.nao.ac.jp/j/)
電波望遠鏡ってなに?という方は7号をチェック!→http://spacemgz-telstar.com/wp-content/uploads/2015/05/7226fe8ec79df6ffc0a0b29df0935162.pdf

第17回 月の正月

こんばんは。今月も満月の夜がやってきました。はやいもので、今年ももう12月を迎えてしまいました。2016年が終わろうとしています。ただ、これは太陽暦(西暦、新暦)の話。今日12月14日太陰太陽暦(旧暦)でいうとまだ11月16日ということになります。太陰太陽暦だとまだ12月にもなっていないんですね…

今夜はその“太陰太陽暦”についてお話しましょう。
(こちらのリンクから、月齢・旧暦が見られます。 http://www.ajnet.ne.jp/diary/)

 

【太陰太陽暦とは】
“太陰太陽暦”。それは、月の満ち欠けのリズムを基本とし、太陽の一年の中の節目である二十四節気を含む、お月様とお日様の暦。立春(西暦2月4日または5日)に最も近い新月を一年の始まりとして、月の満ち欠けによって日付けが決められています。“太陰太陽暦”は、130年以上前の1872年に公式に廃止されましたが、農村などの民間では、この月の暦のリズムは長く存続していました。

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昔の人は、月を見れば今日が何日か分かったということですね。

 

【日常に潜む太陰太陽暦】
実は、私たちが日常的に使う言葉の中には、“太陰太陽暦”でしか理解できない言葉がたくさんあるのです。
まず、「ひと月」という言葉。
「ひと月」「1ヶ月」などという言葉、現在の一般的な西暦のカレンダーでわたしたちは使いますよね。しかし、旧暦で使われる本当の「ひと月」は29.5日強のサイクルをもつ1サイクルのことを言い、現在の意味とは異なります。その半端な数より、「ひと月」は29日か30日で構成されることになります。29日ある月を「小の月」といい、30日の月を「大の月」といいます。西暦は「ひと月」を無理矢理に31日にしたり28日にしたもので、リズムの裏付けがありません。月に「1年」という尺度がないのと同様、太陽には本来「ひと月」という尺度がないからです。
太陰太陽暦の場合、1年が29.5×12=354となり、太陽暦よりも11日少ないことになります。そのため、3年に1度、“閏月(うるうづき)”を入れて1年を13ヶ月にし、調整しています。太陽暦でいう、4年に1度ある2月29日と同じ役割をしています。
次に、「晦日(みそか)」という言葉。これは、“暗い”という意味で、月が地球の陰に隠れてしまって月が見えない、新月であるということです。昔は、現在の“12月31日”という意味では使われていなかったんですね。旧暦でいうひと月の最後の日という意味もあり、この日は必ず新月になります。「晦日に月」ということわざをご存知ですか?これは、「あり得ない」ということを表現することわざですが、それも西暦が使われ、西暦の30日や31日を「晦日」と読んでしまったために、意味を失ってしまいました。西暦では、晦日に月があることはしょっちゅうですし、今年の31日「大晦日」も月齢表を見ると月齢1.8ではありますが、うっすら月が出ることになっています。ただ、30日は本当に新月”晦日”になります!

 

【月の正月】
来年2017年のお正月は、1月1日の大正月と1月28日の旧正月の両方を楽しんでみてください!もちろん、クリスマスも楽しんで下さいね!

 

参考:『月的生活』志賀勝 (新曜社)

 

【what’s 満月記事】
TELSTARは日本で皆既月食が2度見れる2018年を“W皆既月食year”と名付けました。
私たちは日本中の皆さんが、月に様々な思いを巡らせて見上げられるように満月記事をお届けしてまいります!!

第3回宇宙建築賞 TELSTAR賞 投票ページ

宇宙建築賞とは

宇宙建築賞は、宇宙飛行士の山崎直子さんをはじめ建築家や研究者の方々の協力を得て、有志の「宇宙建築の会」が2014年度から始めたものです。
2015年度から、十亀昭人准教授を中心として、TNLが運営を引き継ぎました。コンセプトとしては、宇宙建築の周知とアイデアの振興、発信、共有、協力といった狙いがあります。
TNLー宇宙で暮らすを実現するー | 宇宙建築賞

第3回宇宙建築賞

第3回の宇宙建築賞は「人間の未来にとって有益な月面施設を設計する」がテーマです。
今回は計21作品の応募がありました。
TNLー宇宙で暮らすを実現するー | 第3回宇宙建築賞テーマはこちら

TELSTAR賞

TELSTARでは、昨年から「TELSTAR賞」という形で、宇宙建築賞の審査に参加しています。
今年はWebページ上での投票により審査を行うことになりました。
TELSTARをご覧のみなさまも、以下のフォームより投票していただけます。
ぜひご参加下さい。

※1 12月17日を締め切りとさせていただきます)
※2 公平を期すため、Googleのアカウントでログインしている場合のみ投票ができます

以下のページに全21作品のPDFデータがありますので、ご確認のうえ、気に入った作品3つに票を投じてください。
TNLー宇宙で暮らすを実現するー | 第3回宇宙建築賞全作品を見る