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第6回 追尾撮影の準備と実践(広角)

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こんばんは
秋も深まり朝晩の冷え込みも厳しくなってきました。冷え込み、乾燥するため星が綺麗に見えるようにもなりましたね!ただ、近畿では晴天率が低くなかなか星が撮れないので残念です。

兵庫県神戸市

赤道儀を選ぶ
追尾撮影をするために必須となる機材が「赤道儀」です。最近では様々な赤道儀が売られており、安価なものでは数万円から高価なもので百万円を超すものもあります。高いものを買えばいい写真は撮れやすいですが、安くていいものを選ぶのも重要です。
例えば、広角レンズで撮るだけでいい場合であれば、比較的安価なポータブル赤道儀でいいでしょう。安ければ5万円以下のものもあります。ただ単に安いものではなく、持ち運ぶ方法や撮影環境などを考えて選びましょう。最近では多くの赤道儀がネット上でレビューされていますので、レンズの焦点距離と追尾精度についての評価を見ていくのもいいと思います。

☆彡撮影データ☆彡
EOS70D(改造無), SIGMA 10-20mm F3.5 EX DC,固定撮影
f3.5,ss60[s],10mm,ISO-2500
撮影地:奈良県 大台ケ原

極軸合わせ
いくらいい赤道儀でも極軸合わせが正確でなければ機能を発揮できません。極軸合わせとは、赤道儀の回転軸(極軸)を天の北極と南極を結んだ線と平行にすることを言います。なんだか難しそう…と思われるかもしれませんがそんなことはありません。北半球で極軸合わせをする際に使う天の北極とは北極星の方向です。北半球では北極星を用いて極軸合わせを行います。極軸合わせは広角であれば回転軸を大雑把に北極星の方向へ向けるだけでも撮ることはできますが、覗き穴や極軸望遠鏡を用いて回転軸を北極星の方向へ向けます。特に極軸望遠鏡を用いるとより正確に極軸合わせをすることができますが、北極星は天の北極から少しずれているので、極軸望遠鏡内に書かれている文字や図に従って極軸合わせを行います。最初は難しいかもしれませんが、慣れると簡単なものです。

極軸望遠鏡(Vixen SX2)

実際に撮影してみる(広角)
最初から望遠鏡や望遠レンズで撮影するのも難しいので、最初は広角レンズ等で撮影してみましょう。固定撮影では30秒~60秒程度の露光で止めていましたが、追尾して撮影できるため極軸があっていればいくら露光時間を伸ばしても流れずに写ることになります。とはいっても夜空も街明かり等で若干明るいので伸ばし過ぎると白く飛んでしまいます。最初は露光時間を3分~5分、感度を1000~2000で撮ってみてその場の空の状態に合わせて露光時間等の設定を変えてみてください。固定撮影では撮れなかった写真が簡単に撮ることができ、より天体写真が楽しくなってくるはずです!

☆彡撮影データ☆彡
EOS Kiss X7i(改造), EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STM
スカイメモRSで追尾撮影
f5.6,ss310*3[s],10mm,ISO-1600
撮影地:山口県山口市

さて、いかがでしたでしょうか?高価な機材を買わなければならない…極軸合わせが難しそう…と思われるかもしれませんが、固定撮影では物足りないと思った方には是非挑戦していただきたいものです!!
次回(11月29日)は望遠レンズや望遠鏡を用いた追尾撮影についてご紹介します。お楽しみに!
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