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NASA SpaceApps Challenge TOKYOレポート(1)

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こんにちは。しゅん(山田駿)です!
4月も終わりを迎え、みなさんも新生活に慣れてきたころではないでしょうか。

さて、先日「NASA SpaceApps challenge」というイベントが開催されたのを皆さん知っていましたか?実はそのイベントにメンバーが参加してきたので、イベントの詳細と感想をご報告したいと思います。興味を持った人は、ぜひ来年参加してみてください!

NASA SpaceApps Challengeとは

NASAの主催のもと、世界100以上の都市で同時に開催される世界最大規模のハッカソンです。
日本国内では会津、つくば、東京、相模原、福井、宇部の6都市で開催されました。
「航空工学」「宇宙ステーション」「太陽系」「技術」「地 球」「火星旅行」のNASAの設定した6つのテーマについて、チームで課題解決に向けて作品づくりを行います。

NASAやJAXAのオープンデータを使って世界を良くしよう!

NASAやJAXAの提供する様々な宇宙に関するオープンデータを元に、協賛企業からの様々なツールを活用しながら、参加者で世界を良くするアプリやグッズを開発するというのがこのイベントの趣旨です。

Input Day

まずは4月13日(水)に行われたInput Dayについてご紹介します。
Input Dayでは Space Apps Challengeの趣旨や過去の作品紹介などが主に行われました。
また、6つのテーマを参考にして興味のある宇宙ワードや、「こんなもの必要だよね」「こんなものあったら面白いね!」といったことを付箋や模造紙に書き込んでいき、チームで話し合うというグループワークが行われました。
その後1人1人ハッカソン当日に作ってみたい作品のアイデアを書き出し、展示・投票を行いました。投票の多かったアイデアについては全員の前で1分ほどのプレゼンが行われました。
個人的には、夜空に向かって乾杯をして、その先に衛星があったら音が鳴るという「カンパイサテライト」がとても気になりました。(よっしー)
最後に懇親会が行われ、参加者のみなさんは交流を深めていました。
一部の方とお話しをさせて頂きましたが、みなさん本番に向けて気合いたっぷりでした。

【1日目の概要】

まず始めに、今回震災により熊本会場がクローズとなりました。亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災されました方々に心よりお見舞い申し上げます。

イベント1日目は、午前中に各チームによるアイデア発表の後に、1時間の作戦会議が設けられました。そして、正午になったと同時に開発スタート!すぐに開発に取りかかっていたチームもあれば、夕方くらいまで構想に苦労していたチームもあったようです。



みなさんのお腹が空いてきた18:30頃になると、前々回のイベントまで恒例だった名物が復活!とっても可愛らしい”宇宙デコずし”が日本デコずし協会様より振る舞われました。開発がスタートした午後よりひそかに会場の奥で作られていたこのデコずしに、会場は大盛り上がりでした!

 



お腹も心も宇宙でいっぱいになったところで、各チーム1分ずつテーマと進捗状況の中間発表が行われました。午前中のアイデア発表よりも具体的になっており、どのチームも面白そうでわくわくしてしまいました!残り16時間、今後の展開がとても楽しみです。



会場では、楽しそうなお二人が着ているTシャツも販売されていました。毎年違うデザインのTシャツが販売されており、去年や一昨年のTシャツを着ている方もおられました!どの年度のデザインも素敵でしたよ^ ^
TELSTAR の冊子も会場に置いていただきました。手に取っていただいた方、ありがとうございました!



 

【各チームのテーマ】(発表順)

1.横井
乗り換え案内
⇒出発地と目的地の惑星、旅する日を入力するだけで、経路と所要時間を教えてくれます。
2.わーむHoles
Mars VR
⇒火星散策を疑似体験できます。歩き回ったり、とても高いジャンプもできます!
3.KEvolution
KEvolview(Keep Earth Various Optimized Location VIEW)
⇒アニメ「ONE PIECE」に出てくるログポースのように、海の男をサポートします!
4.Revenant
Pocket Finder
⇒自分で見つけた星のクイズと可愛らしい世界観で、子どもたちに宇宙への夢を届けます。
5.fLying DiSH
Linkress
⇒リアルタイムの気象や天体情報とリンクした、今までにない位置情報ゲーム!
6.アストロセイラーズ
Astro Sailors
⇒VRで太陽系を探索できます。惑星の近くを通ったら、その惑星の音が聞こえます。
7.de-stress
Wearable Bath
⇒宇宙飛行士のストレス軽減を目指した、無重力空間のトータルお風呂プロデュース!
8.Binnovative Mix Team: mUchew!(むちゅう)
Ready for the day
⇒来たるべき宇宙人との交流へ心の準備をするべく、宇宙人とのチャットサービスをご提供。
9.6562 Taiyaki
OPENDATA SPACE AND AVIATION FOR TOURISM
⇒「航空宇宙×観光」 位置情報を付与して、ガイドやスタンプラリーなどに活用します。
10.Universe Work Out
ROUTE VISUALIZED+
⇒地図上で、実際のインターネットの流れや相関関係を見ることができます。
11.マー(Marsface Project)
深層学習を用いたSFエンタテインメントコンテンツの自動生成
⇒好きな画像を取り込むだけで、雑誌「ムー」っぽいコンテンツを自動で作ります!
12.カンパイサテライト
カンパイサテライト / Cheers to the Satellites
⇒夜空に向かって 「乾杯」。ちょうどその先を通った衛星とグラスを鳴らせるかもしれませんね。
13.人狼ズ
チャテライト(Chattelite)
⇒キャラクター化された人工衛星の軌道を、彼らのチャットとともに眺めることができます。
14.絶対放課後曹達水
絶対放課後曹達水
⇒地球にマッピングされた星をかけた、白うさぎと黒うさぎの陣取り合戦が勃発!
15.マッシュ&ルーム
Tell Star
⇒「はじめてのうちゅう」 自分だけの宇宙との出会いは、子どもたちの好奇心を引き出します。
16.codenic
Earth Mountain Pick
⇒地図上に山の写真が表示され、自分のお気に入りの山を見つけることができます。
17.Space route66
Space route66
⇒自分で宇宙ステーションを作り上げることで、構造などを学ぶことができるゲームです!
18.宇部2東京リモート.js
降水量を可視化するアプリ
⇒山口県宇部市のみなさんのお役に立てるように、と願いを込めたアプリです!
19.あまのがわ*ぎんが
あまのがわ*ぎんが
⇒情報を把握しやすいように、地図上に人工衛星のデータをマッピングしました。

明日は、全体の振り返りについて取り上げます!
どのチームが優勝したのでしょうか!? 皆さんの予想は当たるでしょうか?^ ^

明日もお楽しみに!!

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