こんばんは、植田です。今晩は満月ですね!実は2018年は皆既月食が1年に2回見れる年だということをみなさん知っていましたか?
今日から2018年に向けて毎回満月の日に、「満月記事」と題した月に関する話題を紹介していきたいと思います。月探査や月に関する神話などなど…。みなさん、これから毎回満月の日には、ぜひTELSTARのHPをのぞいてみてくださいね!

 記念すべき満月記事第一回目は、宇宙開発の中でもよく知られている「アポロ計画」!史上初の月面着陸を成功させたアポロ11号が有名ですよね。しかし、アポロ11号以外についてはあまりよく知られていません…。実はアポロ11号以外にもたくさんの成果があるのです。そこで今回は、アポロ計画が始まった経緯と概要を追っていきましょう。

アポロ計画が始まるまで

 アポロ計画が始まった1961年、アメリカとソ連は宇宙開発競争の真っただ中でした。そこでまずは、アポロ計画が開始されるまでの月探査の歴史を見ていきたいと思います!

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月探査打ち上げ年表

 特に、月面観察を主な目的としたアメリカの3つの無人探査計画「レインジャー計画」、「サーベイヤー計画」、「ルナ・オービタ計画」は、月面軟着陸の成功や月面地図の作成など、アポロ計画を行う上で非常に大きな役割を果たしました。これらミッションの成果によって、有人月探査であるアポロ計画の大きな成果にもつなげることができたのですね!

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アポロ11号の打ち上げ ©NASA

アポロ計画、始動。

突然ですがみなさん、アポロ計画はもともと有人宇宙船の月面着陸を目標とする計画ではなかった、ということを知っていますか?本来のアポロ計画は有人宇宙船を月軌道上にのせるというもので、着陸までは計画に組み込まれていなかったのです。しかし1961年5月25日、アメリカのケネディ大統領(当時)がある歴史的な演説を行いました。それは、1960年代が終わるまでに人間を月面に送り無事に地球に帰還させる、というもの。この演説により、アポロ計画は有人宇宙船の月面着陸を成功させる計画へと変更されました。
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アポロ宇宙船 ©NASA

アポロ計画って?

 アポロ計画では1972年の終了時には17号までが打ち上げられ、13号を除く11~17号の計6回が月面着陸に成功、月面に立った宇宙飛行士は12人となりました。アポロ11号が月面着陸を成し遂げるために、1~10号までは色々なテストが行われました。初の有人宇宙飛行を予定していた1号で事故が発生したため、その後しばらくは無人での打ち上げとなり、初めて7号で地球軌道上での有人飛行が行われました。

 多くの成果をあげたアポロ計画でも、途中大きな事故が二つ起きています。一つ目は、アポロ1号を打ち上げる発射台での火災により、宇宙飛行士3名が犠牲になったこと。二つ目はアポロ13号において酸素タンクが軌道上で爆発したことです。幸い13号は無事に帰還することができました。この帰還もまた、アポロ計画の大きな偉業として称えられています。

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月着陸船のランデブー ©NASA

 このように、ひとくちに「アポロ計画」と言っても、多額の資産と人材が投じられた大規模なミッションであり、着目する点がたくさんあります。次回9/28(月)の満月記事では、アポロ計画の中でも特に重要なアポロ宇宙船の打ち上げと着陸方法について取り上げます。宇宙船を打ち上げたのは当時世界最大のロケット、「サターンV」です。凄いのはもちろん大きさだけではありません。次回をお楽しみに!