こんばんは、満月の夜がやってきました。今日は月探査についてのお話です。

月の探査と言うとアポロ計画を思い浮かべる人が多いかもしれませんね。そんなアポロ計画以降、最大規模の月探査を行ったと言われるのが日本の月周回衛星「かぐや」です。正式名称であるSELENE(セレーネ SELenological and ENgieering Explorer)は月の女神セレネにちなんでおり、「かぐや」の名は一般公募で付けられました。

「かぐや」の目的

かぐやは、月の起源と進化の解明、そして月を利用した新たな可能性の調査のためデータを取得することを目的に、2007年に種子島宇宙センターから打ち上げられました。主衛星と2つの子衛星「おきな」「おうな」で構成されます。世界で初めて月全体の探査を行い、3つの衛星が連携して月の全球を観測し、元素や鉱物の分布、重力分布、地形などを調べました。計15種類の科学観測ミッションを実施し、2009年に役割を終えました。

ISS Lunar Transit
©NASA ※これはかぐやが撮影した月ではありません

「かぐや」が見た月、地球

かぐやが収集したデータは、月の様子を明らかにする成果を挙げています。例えば、月の詳細な地形図を作成し、月の南極にあるシャクルトン・クレーター内には氷がほとんど存在しなかったことを明らかにしました。
また、かぐやのハイビジョンカメラは周回軌道上から、満月ならぬ「満地球」や、月から地球が徐々に見えてくる「地球の出」を撮影しました。かぐやから満地球を撮影できるのは、年に2回、月、地球、太陽、かぐやの軌道が一直線に並ぶときのみなので、とても貴重なものです。

かぐやが撮影した月面の映像にはアポロ11号が着陸した地点も映っていますよ!月面がとてもはっきりと見えますね!

かぐやは月の謎を解決してきただけでなく、月や地球の美しい映像で人々を魅了しました。日本の探査機が月探査に大きく貢献したのはとても誇らしいことですよね!

参考:JAXA月周回衛星「かぐや」(SELENE)
http://www.jaxa.jp/projects/sat/selene/index_j.html