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第25回 月へ向かう

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皆さんこんばんは。今月も、満月の夜がやってきました。
9月に入り、うろこ雲の下たくさんの種類の蜻蛉が飛び交う季節になりました!秋の星座が見頃を迎え、空も澄み、天体観測をより楽しめるのではないでしょうか。

さて、今夜お話するのは、進歩する日本や世界の月面探査についてです。

【SLIM】
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(月探査情報ステーションHPより)

現在、日本の宇宙開発研究機構(JAXA)は月面着陸機「SLIM」を宇宙におくる準備の最中です。
(SLIMについての記事は満月記事第14回http://spacemgz-telstar.com/3621をご覧ください)
SLIMは以前、2019年度に小型固体燃料ロケット「イプシロン」で打ち上げる予定でしたが、効率化を図るために1年遅らせることになりました。2020年度にH2Aロケットで打ち上げられるX線天文衛星代替機との相乗りによって、50億程度の費用が抑えられることになります。
その費用が他の研究にあてられると、さらに宇宙開発は進んでいくと期待できますね!

【Google Lunar XPRIZE】
Google Lunar XPRIZEとは、XPRIZE財団によって運営されるGoogleがスポンサーについている世界初の月面探査レースです。
ミッションは3つ。
1.月面に純民間開発ロボット探査機を着陸させること。
2.着陸地点から500m以上移動すること。
3.高解像度の動画や静止画データを地球に送信すること。
メインミッションを最も早く達成したチームには2000万ドル、2番目に達成したチームには500万ドルが、また、アポロの着陸地点やその他記念すべき地点に到達したチームには、ボーナス賞金が贈られます。
日本から唯一参戦するチームHAKUTOがファイナリスト5チームのうちの1つに選ばれています!2007年9月に立ち上げられたGoogle Luner XPRIZEに2008年4月にチームエントリーしました。以来、研究・実験・改良を重ね、2013年12月エンジニアリングモデル完成、2015年10月にはプレフライトモデル3が完成、2016年8月には実際のミッションに最適化したフライトモデルデザインが発表されました。
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HAKUTO HP:https://team-hakuto.jp
このミッションにより、世界の月面開発が刺激され、さらなる技術向上が期待されています!

(HAKUTO HPより)

HAKUTOはインドのロケットの相乗りで2017年12月28日に打ち上げ予定です。私たちTELSTARはそれまでの間、満月記事でHAKUTO応援記事を連載していきます!

ではまた、満月の夜に。

参照:http://www.isas.jaxa.jp/home/slim/SLIM/toppupeji.html
https://team-hakuto.jp/index.html

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