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HASSE SPACE SCHOOL

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ここでは、2024年度の夏に開講される「HASSE SPACE SCHOOL」について紹介していく。

┃Have a Giant Goal and Believe in It!



「HASSE SPACE SCHOOL」は、アメリカテキサス州ヒューストンを舞台に実体験学習と宇宙関連施設の見学などを通して参加者に七つの能力育成を掲げている。

提供元の米国非営利教育団体 HASSE(Houston Association for Space and Science Education)は、将来の宇宙開発を担う学生が様々な視点から学ぶことを目指している。
また、日本で「HASSE SPACE SCHOOL」を推進する株式会社iVicon Japanの青木さんは次のように語る。『日本の学生は欧米に比べて受け身なStudyばかりが多く自らLearnする機会があまりないのではないか。教えてくれるまで待つのではなく、自ら進んで学ぶことの大切さをHASSE SPACE SCHOOLを通して経験してほしい。』


┃「HASSE SPACE SCHOOL」とはどんなプログラムか?


ディスカッションと実体験学習


写真1(NASA)

写真2(ライス大学)



写真3(ヒューストン大学)

HASSEは数多くの大学や企業とパートナーシップを結んでおり、充実した体験学習を提供する。ここではプログラムで行っている体験学習のうち三つを紹介する。

・写真1(NASA)は、実際の現場で宇宙開発に携わっている人たちの講演の様子である。例えば元宇宙飛行士で現在はプラズマ推進エンジンの開発をしている方や、宇宙飛行士の体力検査や健康管理をしている方など様々な形で宇宙開発に携わる人々を知ることができる。

・写真2(ライス大学)は、アルテミス1で打上げられたオリオン宇宙船のパラシュートを設計開発したテズデュヤル教授の講演の様子である。流体力学や材料力学を教わり、シミュレーションなどを通して理解を深めた。

・写真3(ヒューストン大学)は、学生自らが火星環境に適応する居住空間をデザインしたコンペティションの様子である。学生たちは実際に模型を製作し、将来の火星移住について存分に想像力を働かせた。

上記以外にも、NASAのVIP施設やNBL、SPACE Xのロケット発射場などを見学することで、アメリカの宇宙開発の歴史と今を目にすることができるところも「HASSE SPACE SCHOOL」の見どころとなっている。

宇宙関連施設訪問



写真4(NBL)


写真5(SPACEX)


「HASSE SPACE SCHOOL」の卒業時には2通の修了証明書が授与される。


写真6(修了証明書)

┃今年の「HASSE SPACE SCHOOL」


2024年度の「HASSE SPACE SCHOOL」は、8/18(日)〜8/27日(火)の10日間に渡って開催され、プログラムは全て英語で行われる。
参加費用は円安の関係で70万〜80万円前半(別途消費税)を想定している。費用には、プログラム代、滞在中の三食、宿泊費などが含まれるが、ヒューストン往復の航空運賃と海外旅行傷害保険代、ESTA取得費用などは含まれない。

参加費用は決して安くないだろう。過去の参加者は、課外活動における奨学金の申請や、大学からの補助金、親からの資金援助を得るなど工夫していた。ぜひ大学の制度などを上手く活用してほしい。

┃青木さんからTELSTAR読者へのメッセージ




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