【ご挨拶】

はじめまして!今年度から新しくTELSTARのメンバーになりました、大学2年の荒木萌衣(アラキ メイ)です。現在アメリカの大学に通っているため、主にウェブ記事を通して皆様に情報発信をさせていただきます。

TELSTARと出会ったのは、今年の夏に一時帰国している時でした。「宇宙」と聞くとどうしても理系の世界だと思われがちなところ、文理関係なく宇宙と向き合い、ワクワクさせてくれるマガジン、そして団体に惹かれて即アタックしました。
高校2年生まで文系まっしぐらだったにも関わらず、アメリカ留学を機に物理の世界にのめり込み、今となっては文理関係なく大学生活を送っている…。そんな自分が自然とTELSTARに引き寄せられたのは、単なる偶然ではなさそうです。

【物理から開けた「宇宙」の世界】

幼い頃から宇宙に興味はあったものの、あくまでも「未知の世界」に対しての好奇心で止まっていて、本格的に宇宙関連の活動を始めたのは大学生になってからです。発端は、高校2年の時に「理転」をして以来、少しずつ物理という学問に向き合っている間に「もっと宇宙について知りたい」と思ったことでした。

理転する前の自分は、物理が大嫌いでした。元々数学に対して苦手意識を持っていて、重力や加速度といった目に見えないものについて、ただひたすら公式を覚えて問題を解いていて何が楽しいのだろうと思っていました。逆に、文系科目には力を入れていて、幼少期に海外に住んでいたこともあり国際関係に興味を持ち、将来は国際法をはじめとした法律の分野に進みたいと考えていました。
しかし、高校2年の時に交換留学中に学校で取った物理の授業で考え方が180度変わり、物理の奥深さを知ると同時に、幼い頃から頭の片隅に潜んでいた「宇宙」への扉が開きました。物理は、未だ誰も見たことのない宇宙の欠片を探し当てることが目的で、数式や公式はあくまでもそのためのツールだと思っています。「人間は宇宙へ行くべきなのか」などの哲学的な考え方と葛藤しながら少しずつ宇宙に手をのばしていくところにロマンを感じ、気付けば大学で「物理・哲学」という一見関係なさそうな分野を同時に学んでいました。

【宇宙とワタシ】

現在大学では宇宙論の授業や他大学からのゲストスピーカーの講義などを通して知識をインプットし、時より行われるキャンパス内のワークショップやカンファレンスでアウトプットをしています。最近は特に宇宙ビジネスや、その展開に必要不可欠な宇宙法に興味津々です。昨年度大学で主催されたSPACE HORIZONS 2016というカンファレンスでは「月面都市計画に伴う哲学的な問題」をテーマとしたワークショップを運営しながら、宇宙政治(space politics)のスペシャリストなどのメンターの下で「宇宙」についてあらゆる方面から考えていくという経験をしました。

「宇宙」への冒険は科学者や技術者だけが挑むものではない。芸術家、文芸家、哲学者、政治家をはじめとした多分野のスペシャリストがそれぞれの独自な視点から「宇宙」を捉えて初めて、旅は始まります。一歩ずつですが、TELSTARと読者の皆様と一緒に旅の準備が出来れば幸いです。宜しくお願いします!

mai1
月面都市がテーマのワークショップ、SPACE HORIZONS 2016にて。 Credits: SPACE HORIZONS 2016 (http://www.spacehorizonsworkshop.com/#workshop-1)
mai2
物理の実験中の一枚