こんばんは。今月も満月の夜がやって来ますね。11月の満月は、68年ぶりの特別な満月。何が特別なのか…?今夜も月についてお話しましょう。

 

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(画像:NASA/LRO/ geckzilla)

 

月が近づく??

1ヶ月に約1回満ちる月。満月は、太陽 地球 月の順番に並んだときの、地球に見せる全面が照らされた月のことをいいます。その大きさが、その月々によって違うように見えるのは、ご存知でしょうか?

月は約1ヶ月に1回、自転しながら地球の周りを公転しています。その公転軌道が綺麗な円ではなく楕円形をなしているため、それらの位置関係によって“見かけの”大きさは半年に1回という周期で変化しています。月が地球に近いほど大きく見え、遠いほど小さく見えるというわけです。また、地球や太陽などの重力の相互作用によって、1番地球に近づく点(近地点)と1番地球から遠ざかる点(遠地点)も少しだけ違ってきます。

ちなみに、この距離の変化はあの「日食」に関係してきます。日食は太陽 月 地球に一直線上に並んだ時に起こる現象ですが、月が近くにある時は太陽が全て隠れる「皆既日食」、遠くにある時は太陽が月の周りにはみ出している「金環日食」となります。

 

スーパームーンって?

 

「スーパームーン」という言葉、みなさんおそらく耳にしたことがあると思います。「スーパームーン」とは、前項でお話した“見かけの”大きさが、1年のうちで最大になるときの満月のことをいいます。そのため、実は「スーパームーン」自体は珍しい現象ではありません。しかし、今回ほど地球に近づく「ウルトラスーパームーン」となるのは1948年の1月25日以来、68年ぶりのことなのです!次にこれほどまで近づくのは2034年。大きくなった月を見てみたくはないですか?

 

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(画像:国立天文台 天文情報センター)

 

月における錯覚

 

ところで、みなさんは「今日はスーパームーンでもないはずなのにすごく月が大きい!」と感じたことはありませんか?そしてその時、月は低い位置にあったのではないでしょうか?

月は、地球上のビルや木など近くにあるとき、大きく見えます。これは、物理的に月が地球に近づいているというわけではありません。月の手前にあるビルや木と相対的に比較して見ているので、大きいと錯覚しているのです。通常の大きさのりんごでも、大きな手の人が持てば小さく見えてしまいますよね。それと同じような原理です。

 

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(画像:halfrain)

 

まとめ

 

今夜は、月が大きく見える2つの要因についてお話しました。つまり、「ウルトラスーパームーン」を最も楽しむことができるのは、公転軌道の形や重力の相互作用、相対的な見え方の違いによって大きくなった11月14日、その月がのぼり始めた頃。明日、18時頃といったところでしょうか。

68年ぶりの大きな月。せっかくの月のショー、お友達や家族と見上げてみませんか?

 

what’s 満月記事

 

TELSTARは日本で皆既月食が2度見れる2018年を“W皆既月食year”と名付けました。
私たちは日本中の皆さんが、月に様々な思いを巡らせて見上げられるように満月記事をお届けしてまいります!

参考: http://www.nao.ac.jp/astro/sky/2016/11-topics02.html