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MOMO5号機 不具合解決するも再度延期

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前回の記者会見は
こちら

4月20日、インターステラテクノロジス株式会社の代表取締役の稲川貴大氏とファウンダー堀江貴文氏がMOMO5号機に関する会見を開きました。

2019年に予定されていた打上げが延期になり、新たに発表された打上げ予定日時は5月2日(土)5時15分です。予備期間は5月3日(日)から5月6日(水)の4日間です。

※新型コロナウイルスの影響を踏まえて、見学会場やパブリックビューイング会場は設けないという万全な対策をとっていましたが、町民からの不安の声を受け4月28日に打上げをさらに延期することが発表されました。

(2020年4月30日現在)



MOMO5号機 冬の打上げ延期の理由

MOMO5号機は、打上げ可能期間を広げるべく冬季の打上げ成功を目的の1つとしていました。しかし、年末から年明けに予定していた打上げウィンドウでは通信線「CANバス」に不具合が生じたため延期となってしまいました。通信線CANバスとは、機体上部にある飛行制御基板と機体下部にある各種センサ基板の2つを結んでいる線です。

試験を行ったところ、基板上にある「オシレーター」という部品の故障が原因だとわかりました。



オシレーターとは、安定した周波数の交流を作る部品です。各基板のデータ伝送速度を決めています。ロケットを制御するためには、全ての基板が同じ速度でデータを送受信する必要があります。オシレーターが故障し、データの伝送速度が揃わなかったためエラーが発生してしまいました。


故障の原因は温度サイクル(温度変化の繰り返し)による劣化だと推測され、対策として全ての「オシレーター」を温度サイクルに強い別品種に交換しました。交換後に試験をした結果、温度サイクルがある条件下でも正常に作動していることが確認されました。最終試験であるフルドレスリハーサルを行い、正常に動作することが確認され、打ち上げにGO判断が出ました。



ホリエモンから中高生にメッセージ!

TELSTARは、堀江貴文さんから中高生に向けてメッセージを頂くことができました。

インタビュー時の映像はこちら

 

TELSTAR

「今後宇宙を目指す中高生にどういった勉強・経験をしてほしいか、アドバイスをいただきたいです...!」

 

堀江貴文さん

僕の個人的な考えでいうと、今すぐロケットを作った方がいいかなって感じですかね。

我々のような小さい企業では、少人数で事業を行わなくてはならなりません。こういった組織で必要とされる人材は、自ら考えて勉強して動ける人なんですね。他人に言われないと動けない人は、うちの会社のような宇宙ロケットベンチャー企業では働けない人たちなんですよね。

新型コロナウイルスの影響で、在宅ワークとかオンライン学習が当たり前になってきました。我々と一緒にロケット作りができる人たちって、まさに今、自習が出来る人たちなんですよね。本質的にいうと、小中高生だろうが大人だろうが、学習環境は変わらないんです。

例えば我々がMOMOなどの技術情報をGitHub(プログラミングのテキストを公開する場)に公開していますけど、それ以外にも世界中の宇宙機関が論文を発表しています。

 

ISTのGitHubページはこちら

MOMOのGitHubページはこちら

 

オープンにいろいろな情報が出ている中で、数学や物理などの自分が持っている基礎知識を融合させて、独学で我々のスタッフと同じレベルの学習能力を身につけた人間であれば、インターンとして受け入れる用意はあります。

新型コロナウイルスで移動が制限されますが、テレワークでも出来ることはあります。例えば軌道投入機(人工衛星を地球周回軌道に投入するロケット)ZEROの軌道計算であったり、ロケットのタンクの構造計算であったりとか、色んなことができるんですね。

オンラインで全て勉強できるんで、自習して力をつけたら、インターン入れてください!とメールやSNSで送ってきてください。優秀な人材であれば受け入れます。

ぶっちゃけ大学に行かなくてもロケットは作れますから、そういう気持ちで実践的な学習をされることをお勧めしますね。」

 

いつでもインターンを広く募集しているのは意外でしたね!このおうち時間を機に、ロケットに関する知識を蓄えるのも良い時間の使い方かもしれません。



まとめ

“オシレーターの故障”という困難を乗り越えたMOMO5号機の打上げ。

残念ながら今回は新型コロナウイルスの影響で打上げ延期となってしまいましたが、次の打上げ日程を楽しみにしたいです!

また、観測ロケットMOMOに続く、軌道投入ロケットZEROの開発にも注目です。 

 

 

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