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02+ アストロ・コミュニケーターの景山さんに宇宙の魅力を聞いてみた!

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本誌でお伝えしきれなかった秘蔵情報を大公開するWEB限定コンテンツ、TELSTAR+

今回のインタビューはアストロ・コミュニケーター景山えりかさんです。

景山さんにはTELSTAR第2号「月と文化」の記事にて協力頂きました。

月と文化といえば皆様何を想像されますか。

最新号では月の満ち欠けから始まり、俳句に隠れされている天文現象、月待ちという日本古来の風習についてお聞きしています。

 

月と文化に精通し、アストロ・コミュニケーターとして各地で宇宙の魅力を広める活動をされている景山さんにお話を伺いました。

(インタビュー・記事 TELSTAR 中村)

 

Q1.宇宙に興味を持ったきっかけについて

中村 景山さんが宇宙に興味を持ったきっかけは何ですか?

景山 7、8年くらい前に友人と行ったハワイ島のマウナケア山の頂上で、自分は宇宙に生きていると強く実感したことですね。友達がせっかくハワイ島に来たのだから、一番高いマウナケア山まで行って、きれいなサンセットを見に行こうと誘ってくれたのです。

 

中村 マウナケア山はすばる望遠鏡とかあるところですよね??

景山 そうそう、晴天率が高くて大気の揺らぎが少なくて世界各国の望遠鏡が集まっているところなんですよね。当時の私は全くそんなこと知らなくて(笑)。山頂付近までは道路(が通っていて車)で登っていけるんですよ。

中村 すごく高い場所にありますよね?

景山 富士山よりも高くて、標高は4205メートル。山頂に登ったら、陸地や海とか見えなくて見渡す限り雲で。ちょうど西の空に太陽が沈んでいくところで、ふと、後ろ(東)の方を見たら、満月に近い月が昇ってきていて。その時に、4205メートルという、周りが雲だらけのところに自分が立っていて、西に太陽があって、東に月があるという、地球の上にいる自分と太陽と月と一直線になったような感覚を体感できて。すごいなって。私って地球に生きてるんだなとか、宇宙にいるんだなって実感したんですよ。それが宇宙に最初に興味をもったきっかけですね。

中村 壮大な体験をされたのですね。

景山 実は他にも、宇宙に興味を持ったきっかけがあったんです。それはお土産を買おうと思って、スーパーに行った時のこと。カレンダーのコーナーがあったんですけれど、月の満ち欠け(のマーク)がどのカレンダーにも載っていたんですね。それが気になって、たまたま近くにいた現地の方に聞いてみたら、「昔からハワイの人は月の満ち欠けに合わせて暮らしていたんだよ~」と教えてもらって。その時に天文としての宇宙とは別に、月と文化に興味を持ったんです。その後日本に帰って、いろいろ調べてみると、日本にも月の満ち欠け(旧暦)に合わせた風習があって、これはおもしろいと、ますます惹かれていったんです。そしていろんな人に月と文化について伝えたいと思ったんです。

Q2.宇宙に興味を持つ以前の景山さんについて

中村 今はアストロ・コミュニケーターという形で宇宙の魅力を広められていますが、もともとそのような広める活動が好きだったのでしょうか?小さいころのお話も聞かせてください!

景山 小学生のころはとにかく内気で、今みたいに人前で何かするということはほとんどなかったんです。絵を描くことが好きで、子どものときは、将来は絵描きさんとか漫画家さんとかになりたいなと漠然と思っていたこともありました。ネット上に表現の場を求められる今とは違って、当時は一握りの人しか夢が叶うことがないと何となくわかっていたので、漠然とした思いは、思いのままで終わってしまいました。その後、中学校に入ってからは読書にはまり始めたんですよ。国語の授業も大好きで、作品の冒頭の部分をどんどん暗記したりとかしていました。

中村 なるほど、宇宙とかの理系の分野には縁がなかったのですね。

景山 高校生の時も文章が好きだったので、将来は編集とか、文章を書く仕事がしたかったんです。けれど、当時は高学歴社会。短大に進学した私には、出版社に就職したくても門がとても狭くて。結局、高校の時にダンス部に入っていたこともあって、在学中にダンサーのオーディションを受けたら運良く合格。そのままエンターテイメントの世界に入り、13年間ダンサーとして舞台やイベントなどで活動をしました。その後、年齢を重ねていくうちに、ずっとダンサーを続けていくことはできないだろうという考えが出てきたこともあり、一度あきらめたはずの書くことを仕事にするという夢が、また大きくなってきたんですね。それで、編集部に売り込みをして、フリーライターの仕事をするように。ライター歴は、もう10年以上になりました。その過程でさっきの宇宙を好きになるきっかけがあって、今では文筆家だけではなく、アストロ・コミュニケーターとしても活動しています。

 

Q3.アストロ・コミュニケーターの醍醐味は何ですか?

 中村 今のアストロ・コミュニケーターという宇宙を広める活動の醍醐味を教えてください!

景山 アストロ・コミュニケーターの醍醐味は宇宙を通して、これまで面識のなかったたくさんの人と共感しあえる喜びがあることですね。

中村 なるほど。そのために何か工夫されているのですか?

景山 ただ漠然と月や星を一緒に見るのではなく、それにまつわるちょっとした知識や情報を伝えるようにしています。そうすることで、聞き手から驚きだったり笑顔だったりを引き出せるんです。その驚きや笑顔をみんなで共有すると、心が温かくなるような……初めて会った者同士なのに、すごくつながっている感じがするんです。宇宙を介して人とつながる。これが私の仕事の醍醐味だと思っています。

Q4.未来の宇宙開発を担うみんなへのメッセージ

中村 それでは最後に、未来の宇宙開発を担うみんなへメッセージをお願いします!

景山 若い時から、明確にこうなりたい!と思う人は少ないと思うんですよ。生きていく中でいろんな経験をすると思います。その時の理想、好きなこと、やりたいことは、のちに変わっても当然です。だから、自分の変化を恐れないでほしい。

自分を植物に例えてみると、枝葉の広がりや花のつき方は天候や様々な要因によっても変わりますが、自分という根っこはどのような咲き方になっても変わりません。人も、今こうじゃないといけないということはないと思います。今やっていること、今悩んでいること、今だけで判断することはもったいないと思います。人生を長い目で見てみてください。まだ若いみなさんは、いろんなことを経験する時間がたっぷりあります。いろんなものを見たり、触れたり、勉強したり、悩んだり、たくさんの経験をしてほしいです。その経験から、様々な枝葉を育ててください。そして最後に素敵な花を咲かせてほしいと願っています。

・・・いかがでしたか?

アストロ・コミュニケーターとして活動されている景山さん。とても素敵な方でした。様々な経験をされ、今は生き生きと宇宙の魅力を人に伝え、多くの人に感動を与えられています。

ぜひとも景山さんと一度お会いしてお話をしてほしいなと思います。きっと宇宙について興味がわくとともに、宇宙の話を自分から発信していきたいと思えるようになると思います。

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