こんばんは。今月も満月の夜がやってきました。はやいもので、今年ももう12月を迎えてしまいました。2016年が終わろうとしています。ただ、これは太陽暦(西暦、新暦)の話。今日12月14日太陰太陽暦(旧暦)でいうとまだ11月16日ということになります。太陰太陽暦だとまだ12月にもなっていないんですね…

今夜はその“太陰太陽暦”についてお話しましょう。
(こちらのリンクから、月齢・旧暦が見られます。 http://www.ajnet.ne.jp/diary/)

 

【太陰太陽暦とは】
“太陰太陽暦”。それは、月の満ち欠けのリズムを基本とし、太陽の一年の中の節目である二十四節気を含む、お月様とお日様の暦。立春(西暦2月4日または5日)に最も近い新月を一年の始まりとして、月の満ち欠けによって日付けが決められています。“太陰太陽暦”は、130年以上前の1872年に公式に廃止されましたが、農村などの民間では、この月の暦のリズムは長く存続していました。

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昔の人は、月を見れば今日が何日か分かったということですね。

 

【日常に潜む太陰太陽暦】
実は、私たちが日常的に使う言葉の中には、“太陰太陽暦”でしか理解できない言葉がたくさんあるのです。
まず、「ひと月」という言葉。
「ひと月」「1ヶ月」などという言葉、現在の一般的な西暦のカレンダーでわたしたちは使いますよね。しかし、旧暦で使われる本当の「ひと月」は29.5日強のサイクルをもつ1サイクルのことを言い、現在の意味とは異なります。その半端な数より、「ひと月」は29日か30日で構成されることになります。29日ある月を「小の月」といい、30日の月を「大の月」といいます。西暦は「ひと月」を無理矢理に31日にしたり28日にしたもので、リズムの裏付けがありません。月に「1年」という尺度がないのと同様、太陽には本来「ひと月」という尺度がないからです。
太陰太陽暦の場合、1年が29.5×12=354となり、太陽暦よりも11日少ないことになります。そのため、3年に1度、“閏月(うるうづき)”を入れて1年を13ヶ月にし、調整しています。太陽暦でいう、4年に1度ある2月29日と同じ役割をしています。
次に、「晦日(みそか)」という言葉。これは、“暗い”という意味で、月が地球の陰に隠れてしまって月が見えない、新月であるということです。昔は、現在の“12月31日”という意味では使われていなかったんですね。旧暦でいうひと月の最後の日という意味もあり、この日は必ず新月になります。「晦日に月」ということわざをご存知ですか?これは、「あり得ない」ということを表現することわざですが、それも西暦が使われ、西暦の30日や31日を「晦日」と読んでしまったために、意味を失ってしまいました。西暦では、晦日に月があることはしょっちゅうですし、今年の31日「大晦日」も月齢表を見ると月齢1.8ではありますが、うっすら月が出ることになっています。ただ、30日は本当に新月”晦日”になります!

 

【月の正月】
来年2017年のお正月は、1月1日の大正月と1月28日の旧正月の両方を楽しんでみてください!もちろん、クリスマスも楽しんで下さいね!

 

参考:『月的生活』志賀勝 (新曜社)

 

【what’s 満月記事】
TELSTARは日本で皆既月食が2度見れる2018年を“W皆既月食year”と名付けました。
私たちは日本中の皆さんが、月に様々な思いを巡らせて見上げられるように満月記事をお届けしてまいります!!