【中級編】スマホで天の川はここまで写る!!(ポラリエ使用編)
【中級編】スマホで天の川はここまで写る!!(ポラリエ使用編)
2019/06/06
スマホ(ASUS ZenFone3)で撮影
「スマホで楽しむ宇宙の世界 」中級編。過去の記事ではスマホと三脚でここまで写る!というものを紹介しました。
では、ポータブル赤道儀の「ポラリエ」を使えばどこまで写るのでしょうか? 今回はポラリエとスマホで撮影した星空を紹介します。
作例・撮影方法について
このページにある写真は「ポラリエ」というポータブル赤道儀を用いて星を追尾しながらスマホで撮影しています。
スマホ側の設定は「【基本編】スマホで星を撮るためには?」と同じです。
使用しているスマートフォンは「ASUS ZenFone3」、
設定は全て最大となるシャッタースピード32秒、感度(ISO)3200になります。
撮影地:栃木県戦場ヶ原
作例
ポータブル赤道儀「ポラリエ」を使用して撮影した写真がこちら!撮影後にスマホ内の画像処理アプリで少し画像処理していますが、スマホだけでも十分に天の川の存在を確認することができます。では一眼レフでの撮影に用いられる「加算平均(画像処理の一種)」を行うとどうなるのか?
同じように撮影した14枚の写真を用いてPCで「加算平均」と画像処理を行いました。
このように天の川の濃淡もよくわかるようになりました。四隅の減光や歪みが多少気にはなりますが、スマホでここまで出せれば十分ではないでしょうか?
もう一つ、夏の大三角付近をポラリエで追尾撮影し、56枚加算平均処理・画像処理してみるとこうなります。
まだまだ、マニュアル撮影で長時間露光できるスマホは少ないですが、一部のカメラアプリには長時間露光できるものもあります。
これから夏にかけて天の川が見やすい時期です。皆さんも是非、スマホでの撮影に挑戦してみてください!
本記事は株式会社ビクセンより、ご協力を頂き作成しました。
(打海将平)
もう一つ、夏の大三角付近をポラリエで追尾撮影し、56枚加算平均処理・画像処理してみるとこうなります。
まだまだ、マニュアル撮影で長時間露光できるスマホは少ないですが、一部のカメラアプリには長時間露光できるものもあります。
これから夏にかけて天の川が見やすい時期です。皆さんも是非、スマホでの撮影に挑戦してみてください!
本記事は株式会社ビクセンより、ご協力を頂き作成しました。
(打海将平)
参考記事
スマホで楽しむ宇宙の世界~スマホで星を撮る・WEB編~http://spacemgz-telstar.com/article/sp_space/a35
【初級編】ASUSのスマホはここまで写る!!三脚固定撮影・星空編
http://spacemgz-telstar.com/article/sp_space/a86
Vixen ポータブル赤道儀 星空雲台 ポラリエ
https://www.vixen.co.jp/product/35505_1/
協賛・協力企業
株式会社ビクセン
ASUS JAPAN株式会社
天体写真家 吉田隆行 氏