高校生限定!JAXAで本物体験ができるエアロスペーススクール
高校生のみなさん!
こんにちは!関西支部広報班班長をしております、種田と申します。
普段テレビやSNSで見るJAXAの施設、行ってみたいと思いませんか?
また、本気で宇宙について語れる仲間と出会ってみませんか?
そんな希望が叶う機会が、高校生限定であるのです!
毎年全国のJAXA施設で開催されているエアロスペーススクール、今年も募集が始まっています。
そこで今回は過去に私自身が参加したときの模様を知っていただき、皆さんが応募してみよう!というきっかけになれば幸いです。
▲私が参加した時に撮影した総合開発推進棟と、実物大H2Aロケット模型
憧れの地に降り立ち、3泊4日仲間と過ごす
大阪から電車に揺られること6時間。あこがれの筑波スペースセンターに着いて、まず案内されるのがあの宇宙兄弟でも度々出てきた総合開発推進棟です。
そこで全国から来た仲間とがちがちに緊張しながらアイスブレイク。
私のときは沖縄の子から岩手の子までいました。
そうしてさっそくJAXAの方からの講義があり、スペースドームを見学。
濃い4日間が始まります。
2日目、将来の夢を語る
2日目は簡単な講義とアンテナの作成を体験しました。八木アンテナという、棒が何本か組み合わさったようなつくりのアンテナを自分たちで手作りして、今宇宙を飛んでいるNASAの衛星「NOAA」からの電波を受信しました。
そうして受信したデータをパソコンで画像解析し、どのようなデータが得られるのか班ごとに試行錯誤しました。
電波を受信したときは「本当にここに衛星が飛んでいるんだ!」と実感できましたし、衛星が撮った画像は見るフィルターによってこんなにも変わるのかと実感しました。
そして夜には、みんながあらかじめ書いてきた、自分が応募した理由をそれぞれ発表。
「将来は宇宙に関する仕事に就きたくて応募した」という人が多くて、同じ方向を向いている仲間がここにいたんだ!と一致団結。
一人の発表につき1つ以上の質問が交わされ、急激に仲が深まりました。
打ち上げ直前の衛星を生で見学
そして3日目は総合開発試験棟の見学!こちらで普段は入ることのできない、衛星を実際に開発している現場を見学しました。
そちらで一番印象に残ったのは、当時開発中であった気候変動観測衛星「しきさい(GCOM-C)」の本物を見せていただいたことでした。
いつも写真で見ている本物の衛星をガラス越しに見ることができた感動は今でも忘れられません。
またこの時に実際に開発をされている方に直接質問できたことも貴重な体験でした!
最終日、ミッション報告会
みんなで作りあげたミッションの発表会。
私の班は「気候変動が原因で生じる国際社会の混乱を軽減する」という課題に取り組みました。
私たちはこの発表で、いまある衛星に追加の機能を搭載する方法や衛星から異常気象が見つかった場合の地上での対応策について提案しました。
班の中で出た様々な意見をまとめ上げるまでは大変でしたが、「自分がミッションを考える立場だとこんなことも考えないといけないのか!」と気づかされる一方でした。
この報告会でも、いま地球観測に携わるJAXAの方からの質問やアドバイスを受けることができました。
全てが刺激的な4日間
このプログラムで、高校の頃まわりに宇宙を語れる仲間がいなかった私にとって、初めて本気で宇宙の話ができる仲間に出会えました!
憧れのJAXAという現場でこその学びを得たり、疑問に思ったことをすぐに担当の方に聞けるという本当に恵まれた4日間でした。
私が応募した理由は、自分が将来、宇宙関係でやりたいことを見定めることでした。しかし終わってみると選択肢を絞ったのではなく、むしろ新たな選択肢をいっぱい得ていました。
知らなかったことや同じような悩みを抱えている仲間と出会うことで受けた刺激は、なにものにも代えられないと思います。
そんな体験をしてみたい!と思ったあなた、今すぐその気持ちを作文にして、応募してみてください!
きっと一生ものの体験ができます。
今年の会場は大樹、角田、調布、名古屋、筑波の5会場で7月〜8月のうちの3、4日間に渡って行われます。
締め切りはもうすぐですが6/1(土)です。
詳細はこちら!
http://edu.jaxa.jp/news/20190419.html
私が参加した際の写真などはこちら!
http://edu.jaxa.jp/education/participation/cosmic_advanced/archive/2016/tksc/
https://twitter.com/search?q=from%3Aspaceedu_info%20since%3A2016-07-27%20until%3A2016-08-11&src=typd