自己紹介
はじめまして!大学生1年目の加藤美央です。大学では主に英語を学んだり、ダンスをおどったりしています。好きな食べ物は、うめぼしです!
とにかく宇宙に関わりたいなと思って、TELSTARに入りました。
興味を持っている分野は天文学です。TELSTARでは、自分の興味を広げつつ様々なことに挑戦し、何よりも楽しんでいきたいと思います!
南天の空に難あり!?
夜空に輝く星座たち。遠い昔の人々は、星と星を繋いで夜空に星座を思い描きました。星座たちに、やがて神話が重なりました。私たちが見ている星座には、神話がつきものですよね。例えばオリオン座。美男子で力の強いオリオンは、ひょんなことからサソリに刺され息絶えてしまいました。星座になった今でもサソリを恐れるオリオンは、サソリが空に上がってくると逃げるように西の空に沈んでいきます。
夜空を見上げながら古代ギリシャの神話に想いを馳せる。こんな楽しみ方をしている人が、星好きにはたくさんいるはず。北半球の夜空には、少し怖かったり、くすっと笑えたりする神話を持った星座があふれていますよね。ですが、日本から遥か遠く、南半球の星空には、一風変わった、ちょっと残念!?な星空が広がっています。今回は、そんな南半球の星空を紹介します。
夢のない南の星空?
南半球の星座の多くは、大航海時代に南半球へやってきた船乗りによって形作られ、天文学者たちによって制定されました。船乗りたちは、航海中に発見した珍しい生き物、さらには航海時に使用する道具まで、そのまま星座にしてしまったのです!たとえば、カメレオン座やカジキ座、コンパス座やじょうぎ(定規)座といった、なんだかごちゃごちゃとした、ギリシャ神話と比べると夢のない星空が南半球には広がっています。
一体なぜ?!と思うような星座たち.....
でも少し想像力を膨らませてみましょう。南半球の星空は一気に素敵な星空へと変わっていくはずです・・・
冒険の星空
15~16世紀頃、ヨーロッパの人々は新たな土地を開拓するため海に出ました。航海は、交戦、疫病、飢餓など、常に危険と隣り合わせの、命を懸けた冒険でした。
船乗りたちは、広く厳しい海を、自分たちの誇る最新鋭の道具を使って航海しました。行く島々で冒険もし、たくさんの生き物を発見することができたのです。
もしかしたら南半球に広がる星空は、そんな船乗りの航海記なのかも。星空に自分たちの冒険を刻み、未来の私たちに伝えたかったのかもしれません。
みなさんも、南半球の星空が魅力的に思えてきたのではないでしょうか・・・?
もし南半球に行くことがあったら、船乗りたちの冒険記を覗いてみたいものですね。
私たちが普段何気なく見ている星座たち。その星座には、有名な物語もありますが、さらに想像を膨らませると、新たな物語が見えてくるかもしれません。この夏、夜空に広がる星座を眺めるときは、星々の物語に思いを馳せてみてはいかがですか。