皆さんこんばんは。今月も、満月の夜がやってきました。
遅ればせながら、新年明けましておめでとうございます!2018年もよろしくお願いします。
寒さもついに本番といったところでしょうか。凍えながら駅を出ると、空ではオリオン座やぎょしゃ座など冬の星座たちがお出迎えしてくれます。
そして今日は満月。ぜひ、冬の豪華な星空と豪華な月をお楽しみください!
【2018年1月の天文イベント】
今年1月は、天文イベントが数多くあります。今回は、そのうち月のイベント2つを含んだ3つを時期の早い順に紹介しましょう。
まず1つ目は、今日1月2日の満月「スーパームーン」です。何度か紹介した通り、スーパームーンは1年で最も大きく見える月のことを言います。
地球月間の距離が最も小さくなるのは2日11時24分頃のようですが、残念ながらその時刻は日本からは観測できません…日本での見頃は、1月1日深夜から1月2日未明でした。スーパームーンを見逃してしまったというみなさん!まだ月は大きく見えます、今日の夜、月を見上げてみてください!
2つ目は、1月4日のしぶんぎ座流星群です。満月に近い時期のため、月光の影響で条件が良いところでも1時間に10数個の流星になってしまうようです。極大は明け方5時頃。皆さん、何時間か早く起きて、新年のお願いをしてみてはいかがでしょうか!
そして3つ目、1月31日の皆既月食です。
この月食は、日本全国で観察することができます。
東南東の空で20時48分にかけ始め、21時51分に南東の空で皆既食となります。皆既食は23時08分に終わり、その後は徐々に欠けた部分が小さくなっていき、日付の変わった0時12分に、南の空で部分食が終わります。
3年ぶりの皆既月食であり、皆既食の状態が約1時間17分と大変長い上にその全行程が空の高い位置で続くため、今回の月食はかなり注目されています!(ちなみに3年前の皆既月食は12分程度でした。)
皆既食となった月は、赤黒い色に見えます。その間の月は「ブラッドムーン」とも呼ばれ、様々な神話とともに親しまれています。
これらの3つのイベントは、天気さえ良ければ機材がなくても誰でも楽しめます。今だからこそ見ることができる天文現象、ぜひお楽しみくださいね!その際は防寒対策も忘れずに…!
ではまた、満月の夜に。