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宇宙ビジネス最前線!内閣府でのピッチにTELSTARメンバーが同行!?

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TELSTARがお世話になっている起業家が新規事業を立ち上げるために内閣府でピッチ*を行うにあたり、同行して取材することができたので、その様子などをレポートします!

 

*ピッチとは、新規事業を立ち上げるベンチャー企業が投資家などに対し自身の製品やサービスを紹介する際に行なうプレゼンテーションのこと。

 

宇宙仕事人たちの紹介!!

阿久津 岳生さん

株式会社福岡工務店
代表取締役社長

「おっ!」をつくるを理念に6つの会社を立ち上げる。17歳までは宇宙飛行士になるのが夢で、現在は宇宙工務店を作り月に家を建てること。そして、その前に宇宙技術と地上ビジネスをリンクさせることを目標とする。

星野 利彦さん

内閣府 宇宙開発戦略推進事務局
参事官

前職はJAXAの総務部長で、クラウドファンディングをはじめとするJAXAへの寄付金を増やすための施策を手掛けた。その前は、内閣府で科学技術・イノベーションの制度改革担当参事官として、個人の土地や株式などの評価性試算を大学や研究機関などへ寄附する際の税制優遇制度を立案し、実現させた。

Space Funding!?

今回のピッチで阿久津さんが星野さんに紹介したのが「宇宙開発専門クラウドファンディング」の
『Space Funding』です。阿久津さんは、欧米や中国と異なり防衛予算が宇宙開発に支出しにくい日
本では宇宙開発のための資金が不足してしまうことが日本の宇宙産業の課題だと考えました。


出典::JAXA宇宙探査イノベーションハブが⽬指すもの

図のようにJAXAは、宇宙産業と企業が協力して産業振興や新事業を創出しようとしていますが、その
ための潤滑油にあたる資金調達でうまく行かないことが多いです。そこで阿久津さんは、企業が投資
する前にユーザーとの繋がりを持つことができ、ニーズ検証ができるしくみであるクラウドファンデ
ィングが必要だと考えました。例えば、ホリエモンロケットでも有名な「インターステラテクノロジ
ズ」は、クラウドファンディングでの調達した資金をスポンサーからの資金と組み合わせることで民
間単独でのロケット打ち上げを成功させています。

そこで、どこから資金調達ができるかということが問題になるのですが、阿久津さんは、現在60代の
預貯金総額が130兆円あることに注目しました。そしてもうひとつ注目したことが、その世代の方々
は、はじめて人類が月に到達した1969年に10代だった世代に対応していることです。当時、わくわく
しながらテレビの前に貼りついていたと言われる彼らが、少年少女の頃を思い出してクラウドファン
ディングに参加してくれれば、多くの資金を調達できるのではないかと阿久津さんは考えています。

図のようにSpace Fundingは、宇宙技術者とそれを応援する人の橋渡しを目指しています!宇宙産業
は今まで圧倒的に技術者だけで占められる世界でした。そこで、企画や広報が苦手な技術者に代わっ
て、営業等に専念する運営会社が必要です。この資金調達から運営までに専念して宇宙産業を盛り上
げていくのが『Space Funding』の目標です!

▲TELSTARメンバーも一緒に聞かせて頂きました!

星野さんにTELSTARメンバーが質問

―星野さんが今までされてきた仕事は?

理系(技官)の国家公務員として、宇宙関係のほか深海の研究開発や情報通信の研究開発に関わる仕
事をしてきました。世界最高水準のスパコン開発プロジェクト(「京」コンピュータ)の企画立案が
思い入れのある仕事です。

―省庁で働く上でのやりがいは?

国家公務員の総合職の魅力は、世の中を変えるために新しいことを提案し、実行することだと思い
ます。自分でこういう仕組みを作りたいなどの発想があれば、その発想を提案し、世の中を変えるこ
とができます。

―産学官連携で円滑にするために工夫したことは?

産学官連携において、国の政策手段は基本的に3つに絞られます。1つ目は法案を作ることです。法律
でできることの多くは規制で、産業を後押しするには規制緩和が必要です。例えば、インターネット
を普及させるため、法改正によって政府系法人の基金の使途緩和による債務保証制度の創設に携わり
ました。IT系ベンチャー企業が、銀行から融資を受ける時に政府系法人の基金で債務保証を可能とし
ました。2つ目は予算を獲得し、国家プロジェクトとして事業を行うことです。例えば、「京コンピ
ュータ」や準天頂衛星システム「みちびき」のような国家プロジェクトなどを実施し、こうしたプロ
ジェクトに企業の参加を得ることや、より多くの企業がシステムを利用できるようにすることです。
3つ目が企業や人々のお金の流れを誘導するために税制を通じた後押しをすることです。例えば、研
究開発への税制優遇で、企業が研究開発に投資をするようになります。特に、産学官連携の中でスタ
ートアップ企業を育てる時のツールとして、最も効果的なのは税制でリスクを取るような投資をしや
すくすることです。もっとも、法案の成立には国会審議が不可欠で、予算獲得や税制優遇を行うため
には、財務省との交渉が不可欠で、こうしたプロセスには少なくとも数ヶ月、時には何年も必要にな
ります。このため、先輩から後輩へ引き継ぎながら実現を目指すこともあります。
法律、予算、税制の3つのツールを使って、それをどのような取り合わせで提案していくのかが、国
家公務員総合職としての腕の見せ所だと考えています。

―中高生へのメッセージをお願いします!

宇宙を切り拓くのは君たちだ!」ということを伝えたいです。日本人はまだ月に降り立ったことが
ありません。はじめて日本人として月に降り立つのは、今の中高生の世代になるかもしれません。

取材後記

いかがでしたか?近年、様々な宇宙関係のベンチャー企業が設立されていますが、今回、起業家と彼
らを支援する行政の方の意見を同時に聞くことができて、大変面白かったです。ここからビジネスが
始まり、宇宙産業が広がっていくかもしれないと思うと、とてもワクワクします!TELSTARは今後も
宇宙産業の最前線を追っていきたいと思います!

(西川 俊吾)

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