プラネタリウムを楽しむには
プラネタリウムは、季節の星空を学ぶ場所だと思っている方が多いのではないでしょうか? 実は、それだけではないんです。映画を選ぶように、プラネタリウムでも自分が見たい作品や場所を選んでみませんか? この記事ではプラネタリウムの楽しみ方を3つ紹介します。
どんな作品を見る?
まずは作品選びです。季節の星空を生解説する作品もあれば、デジタル技術を駆使したダイナミックな映像を投影する作品、音楽やアロマと美しい星空で癒しを追求した作品もあります。また、ドームや投影機を活かした講演会や演奏会を開催している施設もあります。その日の気分や状況に合わせて作品を選んでみてください。自分に合う作品を選ぶことがプラネタリウムを楽しむ秘訣です。
双眼鏡で星の観察
リアルな星空が売りの施設では双眼鏡を使ってみましょう。プラネタリウムクリエイターの大平貴之氏が開発した星空投影機「メガスター」の登場後、それ以前は多くて数万個だった投影可能な星の数が、飛躍的に増えて100万個以上になりました。天の川の星ひとつひとつや星団など、肉眼では見えない星々も映し出され、リアルで奥行きのある星空になっています。そのため星が見えにくい地域に住んでいても近くの科学館に行けば、本物の星空を見る時と同様に双眼鏡を用いた観察ができます。興味のある方は試してみてください。きっと新しい発見や感動があるはずです。
©1998-2021 Kawasaki Municipal Science Museum
科学館以外にもあるプラネタリウム
日本に300以上あるプラネタリウムの中には、船やお城、お寺にあるものもあります。今回は科学館以外にある施設の1つとして、「プラネターリアム銀河座」を紹介します。東京都葛飾区のお寺に併設されていて、月2回、予約制での上映です。大人向けのラグジュアリーな空間でゆったり楽しめます。解説では、身近なものから科学的なものまで様々な話題が扱われます。
©2019 プラネターリアム銀河座
全国には個性あふれるプラネタリウムがあります。ぜひお気に入りの施設や自分なりの楽しみ方を見つけてみてください。