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TENGAロケット宇宙へ!ー堀江氏と松本社長から中高生へのメッセージー

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©IST

 

2021年1月26日、株式会社TENGAは、インターステラテクノロジズ株式会社(以下IST)との共同プロジェクトとして「TENGAロケット」の打上げを実施することを発表しました。話題になることが多い両社ですが、一体どのような活動をしているのでしょうか。両社の事業内容を紹介しつつ、TENGAロケットプロジェクトに迫ります。また、TENGAの松本光一社長とISTのファウンダー(創設者)である堀江貴文氏からいただいた、中高生へ向けたメッセージもご紹介します。

 

株式会社TENGAとは

株式会社TENGAは2005年3月に設立されました。設立以来、タブー視されることの多い「性」をポジティブなものにするため、「性を表通りに、誰もが楽しめるものに変えていく」というビジョンのもと、様々な挑戦をしています。代表商品である「TENGA」販売の他にも、身体障害者の支援活動やセクシュアル・マイノリティに関する活動を行っています。また、グループ会社のTENGAヘルスケアからは、性機能障害に苦しむ人々向けの製品も販売されています。

 

ISTとは

ISTは、「誰もが宇宙に手が届く未来をつくる」というビジョンのもと、宇宙をより身近に、誰もがアクセスできるようにするための事業を行っています。現在は、観測ロケット「MOMO」を主力ロケットとしており、小型衛星打上げ用ロケット「ZERO」の開発も進められています。2019年5月に打ち上げられた「宇宙品質にシフト MOMO3号機」は、民間企業が単独で開発したロケットとして、国内で初めて宇宙空間(高度100km)に到達しました。

 

TENGAロケットプロジェクトの詳細

TENGAロケットは、観測ロケット「MOMO」に新装備を施し、TENGAのブランドメッセージをデザインしたロケットとして打ち上げられます。同ロケットは2021年夏の打上げを目指しており、以下3つのミッションを実施します。

 

①1000人分の想い・願いを、TENGA型のメッセージPOD(容器)に入れて宇宙に届ける

②TENGAロボがロケットに搭乗し、宇宙空間から宇宙へ帰還する

③データ計測用のTENGAを載せ、「宇宙用TENGA」開発をスタートする

 

特に、②を達成すれば、国内の民間企業として初めて、「宇宙空間へのペイロード(荷物)放出と海上での回収」に成功したことになります。

 

宇宙へ飛び立つTENGAロボとTENGAロケットのイメージ ©IST

 

堀江氏と松本社長から中高生へのメッセージ

TELSTARから「ロケットという媒体を使うプロジェクトということで、不特定多数の目に触れることになるが、そこにはもちろん中高生も含まれる。その中高生に向けて伝えたいことはあるか」という質問をしたところ、堀江氏と松本社長から以下のような回答が得られました。

 

まず堀江氏からは「今はスマホやSNSが発達した時代であり、私たちの時代よりも、新しいことにチャレンジするという点で非常に恵まれている。選択肢が増え、お金や時間がないからできないという言い訳が通用しない時代になってきている。ロケットは限られた人しか触れられない夢のような存在に見えるが、このプロジェクトは「TENGAを宇宙に打ち上げたら面白い」という話から、1、2年ほどで実現した。この例を見てもらえれば、私たちが積み重ねているのは現実的なことであると分かっていただけると思う」というメッセージ。

 

そして松本社長からは「インターネットやスマホで情報を入手しやすくなり、いいなと思う。しかし、簡単に情報が入るということは、自分がやろうとしたことに対する反応を先に見てしまうことができる、ということでもある。例えば、「美容師になりたいな」と言ったら、「つまらないんじゃないか」と言われるかもしれない。でも、それはその人の意見に過ぎない。自分がやりたいと思ったことは、よく分からなくてもいいから始めることがとても大切だと思う。中高生の皆さんに伝えたいのは、反対する力を押し切ってやってみることは、とても大きなパワーになるということ。これからの日本を良くして支えていく人たちなので、そのパワーで周りを押し切って頑張ってほしい」というメッセージを得ることができました。

 

会見の様子。左からTENGAロボ、松本社長、堀江氏、ISTの稲川貴大社長。 ©IST

 

今回のプロジェクトは、タブー視されがちな「性」に関わるということもあり、様々な反応がありました。もちろん、単に面白おかしく取り上げたミソジニー(女性蔑視)的態度に対しては批判的視線を向けることが必要でしょう。両社が今後どのような態度でこのプロジェクトに取り組んでいくのか、注視していきたいと思います。一方で、「性欲」は食欲や睡眠欲と同じく人間の三大欲求であることも事実です。宇宙における性との付き合い方は、人類がいずれ取り組まねばならない課題であり、このプロジェクトは、それに対して果敢に挑戦したものといえます。性に関わるものだからといって拒絶するのではなく、性とどのように付き合うかを考えるきっかけとして、このプロジェクトと正面から向き合うことが重要ではないでしょうか。

(著者:加治佐匠真)

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